目の前で生身の“人間”がパフォーマンスを繰り広げるのがライブで、そこが映画とは違うというのは先週のこのコーナーでも書いた。それは舞台もそうだろう。人間の体温やライブに携わっている人の“想い”がダイレクトに伝わってくるし、だからこそ感動もより大きなものになって、ずっと心の中に残って忘れられないものになるのではないだろうか。
大きな会場での大きなステージもそれはそれで楽しいしいけど、やはり好きなアーティストの歌を近くで観たい、聴きたいという思いは誰にでもあるだろう。例えばファンクラブ限定、という括りでそういう機会を作るアーティストは多いと思うけど、なかなか一般ファンがその空間に居合わすことができる機会は少ない。そんな特別な空間を作り出し、アーティストと聴き手の“距離”をグッと近づけるということを積極的に行っているのが、スペースシャワーTVだ。
“スペシャ”は、プレミア感満載=リスナーの心に残るライブを、これまでに数多く実現させている。つい先日も、そんなプレミア感満載のライブ、一夜限りのスペシャルな時間を、大阪で作ってくれた。
それはスペシャとJ:COMが組んで、12月6日(月)に梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで行われた、My Little Loverのプレミアムトーク&ライブだ。このイベントは応募総数約6,000通の中から400組800名のリスナーが選ばれ、完全招待制で行われた。
客席後方からサンタの衣装で鈴を鳴らしながらakkoが登場してライブはスタート。イルミネーションで彩られたステージはクリスマスムードたっぷり。“Acoustic Night”ということで、グロッケンやピアニカ、アコギ、ピアノなどを奏でながら歌うakkoをはじめ、キーボードとギターが入った3人編成でのシンプルで温かみのある演奏で、最新アルバム『acoakko debut』からのナンバーを中心に約20曲を楽しませてくれた。
トークショーでは、今回のアコースティックセットについて、「集中力が必要で鍛えられるし、やりがいがあってとても楽しい」と語っていた。そして、akko自身が手渡しするプレゼント抽選会も行われ、全てのプログラムが終了。大きな拍手におくられ、ステージを後にした。いつものマイラバのライブに比べると、ファンの年齢層が幅広く、akko本人も新鮮だったのではないだろうか。
初めてマイラバを観たという人もいただろうし、アーティスト自身は、いつもとは違う雰囲気と客席との距離感に、双方が“何か”を“感じる”ことができたはずだ。“スペシャ”にはこういうステキな空間と時間を作り出す企画を、どんどん作って欲しい。
この日のイベントの模様は、12月25日(土)21:00〜22:00に『My Little Lover “Acoustic Night”』として、スペースシャワーTVでオンエアされる。
◆初回放送:12/25(土) 21:00〜22:00
◆リピート放送:12/27(月) 21:00〜、1/2(日) 23:00〜、他1月予定
http://www.spaceshowertv.com/acousticnight/
■My Little Loverインタビュー
・『今の心境がストレートに詰まった最新アルバム!』(09/11/18)
・『生活の中の実感から生まれた新曲とは?!』(09/08/05)
⇒ 『編集長の目っ!!』過去記事一覧ページ
