映画『ナルニア国物語／第3章：アスラン王と魔法の島』の日本語吹き替え版声優発表会見が6日、都内であり、女優の大地真央、歌舞伎俳優の尾上菊之助、タレントのはいだしょうこが出席した。この席で尾上は、大けがを負った“同僚”市川海老蔵ついて聞かれ、「同級生なので、心配している。待っているお客さんもいるので、早く復帰して、元気な姿を見せてほしいです」と言葉を選びながらコメントした。

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　同作は、『ハリー・ポッター』と並ぶ児童文学の名作ファンタジーが原作。C・S・ルイスが全7巻にまとめた、神秘の国“ナルニア”を舞台に繰り広げられる2555年におよぶ壮大な物語を実写映画化した。2005年『第1章：ライオンと魔女』、2008年『第2章：カスピアン王子の角笛』に続く新作『第3章〜』は、シリーズ初の3D版が登場する。

　『第2章〜』では王子だったが、第3章で王となり、苦悩するカスピアンの声を担当する尾上は、歌舞伎界のプリンスとして注目される自身の境遇に重ねて「私も歌舞伎の中で芸の冒険をしている最中です」と、粋に答えていた。

　『第1章〜』から白い魔女（別名ジェイディス）役の声を担当している大地は「『第2章〜』で死んだと思っていたので、再び出演できて嬉しい」と笑顔。今作の新キャラクター・リリアンデル役で初参加となったはいだは、宝塚歌劇団の大先輩である大地との共演に「大地さんの舞台を観て、宝塚に入りたいと思うようになったので、夢のような気分。これ以上の幸せはないかな」と話した。

　はいだの独特な話し方に対して、大地が幼稚園の頃、見ていたの？」とたずねると、はいだは元気よく「はい」。大地は「うそっ！」とその年の差に驚いていた。

　映画『ナルニア国物語／第3章：アスラン王と魔法の島』は来年2月25日（金）より全国で公開される。

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