福山雅治主演のNHK大河ドラマ『龍馬伝』の坂本龍馬の幼少期役などをきっかけに今年ブレイクした人気子役・濱田龍臣（10）が、2011年に向けて飛躍を誓った。濱田は、同局における来年の正月時代劇『隠密秘帖』（撮影済）の主人公・神谷庄左衛門（舘ひろし）の次男・又十郎を熱演。2年連続で正月ドラマの大役を務める濱田は「2010年はたくさんのお仕事をしました。初めてのことばかりでしたが楽しくて、2011年もまた頑張りたい」と、一段と凛々しくなった表情で抱負を語ってくれた。

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　子供だった又十郎は、正月時代劇の連作となる土曜時代劇『隠密八百八町』で、舘演じる主人公に成長する重要な役。つまり濱田は、福山龍馬に続き、“舘又十郎”の幼少時代もやり遂げることになり「2年連続でお正月にNHKのドラマに出られて嬉しいです」と喜びもひとしおだ。

　『隠密秘帖』の山本敏彦エグゼクティブプロデューサーは、濱田の「純粋な芝居に惚れ込み」起用を決断したといい「父・庄左衛門の教えをしっかりと受け止め、成長していく又十郎を演じるのは濱田龍臣くん以外いない」と断言。一方、正月時代劇の収録を終え、土曜時代劇の撮影に臨んでいる舘も「濱田くんの又十郎が、（自身が演じる）大人になったらどうなるかと思って、役作りをしている」と、濱田の演技を重要視する。

　“将来の名優”への期待が早くも高まる濱田だが、「主演の舘ひろしさんは、とても優しくて、好きな食べ物の話をしました」と無邪気に語るなど、まだまだ10歳の男の子らしい一面ものぞかせていた。

　濱田は『龍馬伝』出演を機に、様々なドラマやCMで注目を集めており、今後を期待させる子役を表彰する『ゴールドドリームアワード』の「金の卵部門」を今年受賞した。『龍馬伝』最終回は11月28日（日）午後8時放送。正月時代劇『隠密秘帖』は来年元旦午後7時20分より。