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　女優の内山理名が25日、都内で行われた映画『遠くの空』初日舞台あいさつに登壇した。「結ばれることのない出逢い」を描く同作で、大人の切ない恋愛模様を表現した内山は「この人ともう一度会いたい、知りたい、知ってほしいという時が、恋かなって思ったり。時には違ったりもしますね〜」と過去の経験を踏まえつつ恋愛観を語った。

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　1980年に韓国で起こった光州民主化運動にスポットを当て、在日韓国人の母に大切に育てられたOL・松木美江（内山）と、彼女の上司のユウ・ジョンべ（キム・ウンス）が惹かれあう様を描くラブストーリー。キムとの共演に内山は「普段から優しくて、素敵な方。光州事件を体験された方でもあったので、熱い方でした」と、キムを通して同事件と向き合えたことを報告した。

　淡いラブストーリーや家族愛が詰まった同作で、韓国語にも挑戦している内山は「ほとんど韓国語はやったことがなかったので、セリフの入ったテープを聞いてやりました」。さらに、韓国語のセリフがない場面にも急遽盛り込んだといい「台本にそってですけど、広げて膨らますことが多かったです」と井上春生監督とのやりとりを振り返っていた。

　舞台あいさつには共演者の黒田福美も、韓国の民族衣装をまとって登壇し「韓国上映を目指して頑張りたいです」と展望を語った。

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