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松たか子が“衝撃の告白”!? 「実は泳げないんです」

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 女優の松たか子が20日、都内で行われた主演映画『告白』の試写会後、トークショーに出演し、「実は、私、泳げないんですよ」と“衝撃の告白”をした。同作では松が、真冬のプールに飛び込むシーンがあるが、「撮影中に監督に『プールの深さどれくらいですか?』と質問したら、『がっかりだ』と言われた。溺れたら溺れただ! と覚悟して、飛び込んだ」(松)と話すと、中島哲也監督は「溺れるわけがない。スタッフに浅めにしておけと言っておいた」とバッサリ。むしろ、中島監督が松と原作者・湊かなえさんの目の前で「映画が面白くなかったら、原作と主演女優のせい」と毒舌を吐いたことのほうが衝撃的だった。

主演映画『告白』の試写会イベントに出席した松たか子 (C)ORICON DD inc. 

主演映画『告白』の試写会イベントに出席した松たか子 (C)ORICON DD inc. 

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 同作は、書店スタッフが選ぶ2009年本屋大賞で第1位に選ばれた湊さんの同名小説が原作。生徒に娘を殺された女教師の告白にはじまり、殺人事件にかかわった登場人物たちの告白で構成される物語を『嫌われ松子の一生』『パコと魔法の絵本』などを手がけた中島監督が映画化した。

 中島監督は映画化を企画した経緯を「偶然、本屋で見つけて読んで、強いインパクトを受けた。登場人物のことが頭の中にいつまでも残って、(主人公の)森口先生のことをもっと知りたい、という気持ちがわいてきた。映画にすることで、俳優に演じてもらえば登場人物たちの新たな一面を発見できると思った」と話し、「森口先生を演じられるのは松さんしかいないと思いました」と、自ら手紙をしたため、出演をオファーしたにもかかわらず、冒頭の発言だった。

 手紙を受け取った松は「(殺人事件にかかわる)中学生たちをボコボコにしてやってくれ、と書いてあって、“やってやろう”とまでは思いませんでしたが、何か生まれそうな予感がしたので、すぐ返事しました」と快諾した。完成した作品を観ての感想は「何かを突きつけられた。この虚しさは何だろう。自分でちゃんと考えて、人と話したい感じでした。(37人の)生徒たちも頑張っていたなぁと撮影中を思い出した」と話した。

 湊さんはこの日のトークショー前に初めて映画を鑑賞。号泣してしまったそうで、「この小説を発表した後、書いて良かったものなのか、後悔することもあった。でも、今日の日のために書いたんだと胸を張って、今日からもう後悔することはないです。映画とワンセットで『告白』の世界を見ていただきたいです」と映画を絶賛した。

 中島監督は思わず「重い…」と毒づいたが、「撮影中に10kgもやせた。悩みながら撮っていた」と明かした渾身の一本。「笑顔の裏で人間がどれほど恐ろしいことを考えているか。ミステリー、ホラーの要素もあるが、人間ドラマとして登場人物たちを自分たちなりに受け止めてほしい」と語った。

 映画『告白』は6月5日(土)より全国公開。


 松たか子

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  • 主演映画『告白』の試写会イベントに出席した松たか子 (C)ORICON DD inc. 
  • 主演映画『告白』の試写会イベントで、用意された高さ2m30cm、幅1m45cm、厚さ30cm、重さ100kgという巨大な『告白』本に驚く松たか子 (C)ORICON DD inc. 
  • 松たか子(中央)主演映画『告白』の試写会イベントの模様 (C)ORICON DD inc. 
  • 映画『告白』の試写会イベントに出席した中島哲也監督 (C)ORICON DD inc. 

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