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　人気お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が約8年ぶりに主演した映画『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』（李闘士男監督）が25日、沖縄・宜野湾で開催中の『第2回沖縄国際映画祭』で一般客に初上映された。沖縄が舞台の同作で2児の父親役を演じた岡村は舞台あいさつで、息子役の金城琉斗から“お絵かき”のプレゼントを贈られ「撮影中もよく描いていたんですよ。絵上手くなった〜」と思わず“父親”の顔。私生活ではまだ独身だが、「劇中でプロポーズした、あの場所、あの時間帯にプロポーズすると決めました。連れていった時点でバレると思いますけど」と結婚への憧れを改めて語った。

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　劇中では、女優の松雪泰子と夫婦役を演じた岡村は「松雪さんと夫婦役で映画に出られるなんて、夢にも思っていませんでした。3か月くらいの撮影期間、夢のような毎日を過ごした。撮影が終わってホテルに帰ってから、ニヤけながら寝た日もあります」と振り返った。「ムービースター、岡村です。久しぶりにがっつり真面目にお芝居させていただいた」と調子よく話す岡村だったが、沖縄の方言のイントネーションには相当苦労したようで、「チャイニーズっぽくなっているが、気持ちは入っています」と弁解。「何かに迷っていたり、踏ん切りがつかないことがある人が観たら、ポンと肩を押してくれるような、スキップして帰れるような温かい映画になっていると思います」と作品をアピールした。

　同作は世界で初めて養殖サンゴの移植・産卵に成功した沖縄県読谷村在住の金城浩二さん（39）の実話の映画化。現在も沖縄の海でサンゴ礁の保護・再生活動に取り組む金城さんも登壇し「映画を観た人がサンゴをたくさん好きになってくれたら」と期待を寄せた。この日の上映には、同作の登場人物のモデルになった沖縄の人々も多数駆けつけ、「反応が楽しみ」と微笑んだ。

　松雪は「沖縄の人たちに一番に観てほしかった」と話し、娘役の比嘉奈菜子が「女優になったら松雪さんの所に遊びに行くので、待っていてください。沖縄に来たら遊びに来て下さい。ずっと応援しています」と手紙を朗読する姿に、“わが子”を見つめるような温かいまなざしを向けていた。

　映画『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』は4月24日（土）より全国公開。

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　松雪泰子