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佐野元春のデビュー30年、堤幸彦監督でロードムービー風ドラマに

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 今年の3月21日でデビュー30周年を迎えるシンガー・ソングライターの佐野元春が18日、東京・リキッドルームで、30周年アニバーサリー前夜祭『アンジェリーナの日』を開催した。ファンとマスコミを集め、ライブと記者会見を行い、今年はセルフカバー・アルバムの発表や秋からの全国ツアーが控えていることを発表。また、映画『20世紀少年』などを手がけた堤幸彦氏を監督に、佐野の音楽を全面にフィーチャーしたロードムービー風スペシャルドラマを制作中であることも明かした。

デビュー30周年イベントでライブを披露した佐野元春 

デビュー30周年イベントでライブを披露した佐野元春 

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 このイベントは、約1時間にわたるライブを行った後に、ファンも同席する形で「デビュー30周年」についての記者会見が開かれ、佐野が今年の活動の予定などを発表、ファンからの質問にも応じた。この30年について佐野は「早いような遅いような、遅いような早いような」と心境を告白。また「ソングライティングの速度は落ちてきた。でも、無理に急いで書いてもしょうがない。書きたくなるまで待つようにしている。10代、20代の頃は、もっと早かった。でも、30年を迎えて、“やる気”がぶり返してきた」と30周年記念イヤーに向けて意気込んだ。

 今年は、秋から来年3月くらいまでにかけて全国ツアーを行うことが決定。これまで訪ねたことのない地域も廻り、飛び入りゲストやコラボも予定していると報告。また、初めてのセルフカバー・アルバムも制作中で、「10代、20代に歌っていた曲を今の自分の声で歌ったら」というのを楽しんでいると告白。すでに60曲ほどの候補曲があがっているという。

 なお、著名人からのビデオメッセージも紹介され、アーティストの他、お笑い芸人のダウンタウンココリコ山崎邦正からも祝福メッセージが届き、会場を湧かせた。ちなみに、彼らも佐野のファンであることを公言している。

 堤監督によるロードムービーは、1980年3月21日に「アンジェリーナ」でデビューしてからの30年を数々の楽曲をモチーフにしたWOWOWのスペシャルドラマとして放送される予定。1995年からいち早くインターネットを通じてファンとの交流をはかってきた佐野は、今回の30周年を記念した特設サイトをオープンする。

◆その他の印象的なコメント

<30年を通過点としての今後の課題?>
「僕がやっているロックンロールは、小さい子がお手洗いに行きたくてソワソワしている時のようなもの。そんな子どものような初期衝動をこの先もキープしていくことが今後の僕の課題かな」

<デビュー当時の自分と比べて>
デビュー当時、プロフィールの「嫌いなものは?」の質問に「満員電車と魚」と答えていた佐野が「今嫌いなものは?」と質問されて

「魚は今は大好き。逆に今、嫌いなものは乾物など、乾ききったものだね。苦手なんだ。湿り気のあるものは今は大好きだよ」

<この日着ていた白いスーツについて>
ライブの後に行われた記者会見には、ビートルズのジョンが『アビーロード』で着ているような真っ白のスーツで登場。記者から「今日のスーツの意味は?」と聞かれて

「白のスーツに特に意味はないよ」

<会場に集まった往年の男性ファン、女性ファンたちについて>
「男性は肩幅が広くなったねえ。女性は化粧がうまくなった。……今日はとても嬉しいよ」



 佐野元春

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