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山崎まさよし10年ぶり本格ドラマ主演 主人公と自身を重ね“男の浮気心”を吐露

10年ぶり本格ドラマ主演した山崎まさよし 

10年ぶり本格ドラマ主演した山崎まさよし 

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 シンガー・ソングライターの山崎まさよしが10年ぶりに本格ドラマで主演する。日本文学の巨匠達の短編を映像化したオムニバスドラマ『BUNGO-日本文学シネマ-』(TBS系)の中の1話で、太宰治の未完の遺作といわれる『グッド・バイ』の主人公を演じる。女好きな主人公を演じた山崎は、ORICON STYLEのインタビューで作品の世界観に触れつつ、「男性なら誰にでもありますよね。僕もその要素(浮気性)は少なからず持ち合わせているんです」と“男の浮気心”をポツリ。主人公が女性問題に頭を抱えた要因を“運の悪さ”とするなら「僕は運がいい方なんです!! なんてね」と笑いをかぶせて独自の恋愛論を明かした。


◆主人公と自身を重ね“男の浮気心”を吐露


さすがミュージシャン。しゃべるテンポも心地よい 山崎まさよし(C)ORICON DD inc.

 『グッド・バイ』は、『走れメロス』や『斜陽』などの代表作で知られる文豪・太宰治が、他界する間際まで執筆していた未完の遺作。本妻以外に10人の愛人を持つ色男・田島周二(山崎)は、ある日すべての関係を清算しようと思い立つ。劇中では男の美学をまっとうし、かつ、女性を傷つけずに別れるという“ご都合主義”な田島の姿がユーモアたっぷりに描かれており、女性から見れば“男って本当におバカ”と、思わず溜め息をこぼしてしまう軽妙な作品だ。


 しかし、この田島こそ「太宰本人だと思います。(同作は)死ぬ前の遺作であり、遺書に近い作品」と山崎は言う。「太宰自身、すごく愛人が多かったと聞いているし、実際に心中を繰り返したり」と言葉を詰まらせ「彼が置かれている、どうしようもない現実を作品に落とし込んで、まるで合わせ鏡に映した真逆の世界ように、コミカルに描きたかったのかなと思いました」と原作を冷静に分析した。


 “男”としての共通点は「うーん。ま、あの…。男という“動物”と“女性”は圧倒的、決定的に違う部分があるような気がするんですね」と前置きしたうえで、「世間一般に言われているとおり、“どうして男は浮気をするのか?”という要素とかね。まぁ、ご他聞に漏れず、僕も含め、全ての男性はその要素は持ち合わせていると思うんですよね」と、あっさり浮気心を認めてしまった。



山崎まさよし(C)ORICON DD inc.

 続けて「ただし、僕と違うところは…田島は運が悪い。きっと、この結果に至るまでに“運の良さ、悪さ”があったと思うんです。そう考えると、僕は、運いい方なんです!!」と自身の過去の経験について力説してみせたが、とっさに「なんてね。すみませんっ! ワハハッ」と豪快に笑い飛ばした。


 太宰の遺作を深く掘り下げながらも、男の性分を明かしてみたり、照れ隠しからか本気とも冗談ともつかぬ会話で笑いを誘ってみたり。いつしか聞き手を自然に惹きつける山崎の姿は、女性を翻ろうしているつもりが、気がつけば手玉に取られている田島の“不器用な男の可愛さ”にも少し通じるところがある。


 「間抜けというか、どこかポケ〜ッとしている風に僕は見えるのかもしれない。女性に対してもマメじゃなかったり、ギラギラしてない方というか(笑)。おそらく、そういった男性像こそ、太宰(または登場人物の田島)に少し近いのかもしれないですね」と、静かに振り返った。


『BUNGO−日本文学シネマ−』
太宰治「グッド・バイ」より



「文豪を演る!!」というコンセプトのもと、誰もが知る文豪たちの傑作短編6作品を各30分で綴る連作企画。「創作」が多い長編作品と比べ、私小説的要素が高く、作家の素の部分が最も顕著に表れるともいえる短編小説。旬の実力派俳優たちがを演じる「主人公≒作家」を観ることで、文豪の隠された素顔に迫る、新感覚エンターテイメント。

『BUNGO-日本文学シネマ-』はTBS系で2月15日(月)深夜より全6話(各30分)で放送中(BS-TBSでも再放送)のほかDVD発売も決定。『グッド・バイ』は24日(水)深夜1時14分より放送。詳しい放送スケジュールは公式サイト
2010年初夏に劇場公開も予定されている。

■太宰治「黄金風景」 主演:向井理優香 監督:アベユーイチ
■芥川龍之介「魔術」 主演:塚本高史 監督:熊切和嘉
■梶井基次郎「檸檬」  主演:佐藤隆太 監督:吉田恵輔
■森 鷗外「高瀬舟」  主演:成宮寛貴 監督:冨樫森
■谷崎潤一郎「富美子の足」 主演:加藤ローサ 監督:橋本光二郎
■太宰治「グッド・バイ」 主演:山崎まさよし水川あさみ 監督:篠原哲雄
太宰治「グッド・バイ」

【あらすじ】
新聞連載の予定で書き始められ、死の前日までに十三回分で中絶した未完の絶筆「グッド・バイ」 。
十人の愛人を作って、どうにもこうにも首が回らなくなった田島は、いっそのこと全部いっぺんに別れて田舎から妻子を呼び寄せて静かに暮らそうと決意する。だが、そんな簡単に皆と一時にグッドバイとなるものか…。
考えた結果、普段は男のようにあさましく、しかも汚いが、実は絶世の美女・キヌ子に妻役を演じてもらい、それぞれの愛人のところを一緒に回るという作戦にのりだすのだが…

(C) 日本文学シネマ製作委員会
 

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  • 『BUNGO−日本文学シネマ−』 太宰治「グッド・バイ」(C) 日本文学シネマ製作委員会 
  • 『BUNGO−日本文学シネマ−』 太宰治「グッド・バイ」(C) 日本文学シネマ製作委員会 

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