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　故マイケル・ジャクソンさんのドキュメント映画『マイケル・ジャクソン　THIS IS IT』が28日、世界同時公開され、日本では東京・六本木ヒルズアリーナで17時よりジャパンプレミアイベントが開催された。男性デュオ・CHEMISTRY、歌手のクリスタル・ケイ、女優・黒木メイサなどがゲストとして招かれたほか、1985年にマイケルさんと共作で、USA for Africaのチャリティー曲「We Are The World（ウィ・アー・ザ・ワールド）」を作曲した米歌手のライオネル・リッチーも登場し、イベントを盛り上げた。

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　リッチーは1949年生まれの60歳だが、ブラックミュージックの枠を超えた黒人のスターとしてマイケルさんと同時代に活躍した盟友。リッチーは「マイケルは10歳のころから知っているが、いたずら好きなマイケルのイメージが強く残っている。髪がかゆくなるパウダーをかけられたことがあるんだ。そのときアフロヘアだったから大変だったよ」とマイケルさんとの思い出を懐かしそうに話した。

　ジャパンプレミア後、同作を鑑賞した歌手・Crystal Kayは、「映画を観ている間はずっと泣きっぱなしでした」と目を赤くはらしながら「本当にライブを観ているような気がして、同じ空間にマイケルがいるような感覚で観ていました」と語った。歌手のAIは「マイケルからパワーをもらった。私も彼に近づけるようにがんばりたい」と興奮気味で、ヒップホップ歌手のZEEBRAは「『スリラー』みたいに墓から出てきてほしい」とコンサートが幻に終わったことを残念がった。

　CHEMISTRYの堂珍嘉邦も「マイケルの包み込むようなハッピーな優しさと、信念を貫き通す姿に心打たれた」と感動を口にし、川畑要も「子供のようにはしゃぐ素のマイケルが見られて嬉しかった。リハーサルというよりも、まさにライブそのもの。1曲終わるたびに手を叩きそうになった。自分も音楽をやっている一人として、いろんなことを教えてもらった」と感慨深げに話していた。

　同作は、6月25日に急逝したマイケルさんが、7月にロンドンで開催予定だったコンサートのために行った何百時間にも及ぶリハーサルとビハインド・ザ・シーンの映像を使用し映画化したもの。現地時間27日夜には、アメリカ・ロサンゼルスではワールド・プレミアが開催された。映画『マイケル・ジャクソン　THIS IS IT』は11月13日（金）まで全国公開。


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