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三浦友和、石田ゆり子主演で実話の“事件”と夫婦愛を映画化

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 夫婦でワゴン車に乗って旅をしている中、病に倒れた妻が車中で亡くなり、保護者遺棄致死として夫が逮捕された事件が、俳優・三浦友和と女優・石田ゆり子のダブル主演で映画化されることが17日、わかった。夫の清水久典氏の手記『死にゆく妻との旅路』(新潮社)を原作に、実際の事件の裏に隠された夫婦の深い愛を描く。

2010年公開映画『死にゆく妻との旅路(仮)』主演の三浦友和と石田ゆり子 

2010年公開映画『死にゆく妻との旅路(仮)』主演の三浦友和と石田ゆり子 

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 1999年12月2日、1人の初老の男が逮捕された。罪状、“保護者遺棄致死”。末期がんの妻に治療を受けさせずに、死に至らしめたことを罪に問われた。逮捕された夫の清水氏は不起訴になったが、何故このような事件が起きたのか?

  映画では、借金苦でどうにもならなくなった男ががんを患った妻を車に乗せ、9ヶ月にわたって旅を続けた実際の足跡を辿って、この夫婦の生き様をリアルに再現する方針だ。塙幸成監督は「生き方を正しい、正しくないという尺度ではなく、こういう生き方もありましたというふうに、観客にきちんと提示したい」と話す。

 妻・ひとみ役の石田は、脚本を読んですぐに「ぜひ、やらせてください!」と快諾したそうで、「ふたりの間にある絆と、ひとみさんのいじらしさ、人としての強さにすごく感動して涙が止まりませんでした」とコメント。夫・久典役の三浦は「夫婦は千差万別で、事件の記事だけでは読み取れない、何かがこの夫婦の間にもあると思います。その行間を演じる中で伝えたていきたいと思います」と意気込みを語っている。

 映画『死にゆく妻との旅路(仮)』は2010年、全国公開予定。

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