ドラマ『恋して悪魔〜ヴァンパイア☆ボーイ』(フジテレビ系・7日夜10時スタート)は、ジャニーズの新星、中山優馬が主演を務める連続ドラマ。その役どころは、加藤ローサ演じる高校の担任教師に恋する吸血鬼だ。クールでミステリアスな魅力を持つヴァンパイアと人間の、叶うことのない禁断の恋が描かれる同ドラマは、女性の妄想をかき立てる要素が満載。さらに今夏は舞台、映画に“吸血鬼”を題材にした作品が目白押しである。なぜ、今、“吸血鬼”なのか。
◆ドラマ、舞台、映画に“ヴァンパイア”が続々
| 映画『吸血少女対少女フランケン』8月15日(土)よりシアターN渋谷、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー (C) 2009 PONYCANYON/Concept Films |
| 『30デイズ・ナイト』8月22日(土)より新宿ミラノほか全国公開 (C) 2007 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved. |
東京・帝国劇場では『ダンス・オブ・ヴァンパイア』(8月27日まで)を上演中だ。吸血鬼の傑作パロディとして名高い映画『ポランスキーの吸血鬼』(1967年)をベースにし、躍動感のあるダンスやコメディーのエッセンスを織り交ぜたミュージカルの日本版では、吸血鬼の伯爵を山口祐一郎、吸血鬼撲滅に情熱を傾ける教授を石川禅が演じる。
映画では2作のヴァンパイア・ムービーの公開が控える。ジョシュ・ハートネット主演『30デイズ・ナイト』(8月22日公開/デヴィッド・スレイド監督)は、太陽が24時間昇らない極夜の30日間に、血に飢えたヴァンパイアたちに襲われた小さな町の惨劇を、保安官夫妻の危機と関係修復のドラマを絡めて描いた作品。もう一つは、内田春菊原作、川村ゆきえが吸血鬼少女を演じる『吸血少女対少女フランケン』(8月15日公開/友松直之監督、西村喜廣監督)。吸血少女と少女フランケンが一人の男を取り合う三角関係ラブストーリーだ。
◆韓流ブームとも重なる“吸血鬼”ブームの深層
| 『トワイライト〜初恋〜』ジャパン・プレミア(2月27日開催)のため来日した(左から)テイラー・ロートナー、クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン | |
古今東西、吸血鬼を題材にした作品は数多いが、ここ最近の“吸血鬼”ブームの発端は映画『トワイライト〜初恋〜』だ。米作家ステファニー・メイヤーによる美男子ヴァンパイアと人間の少女の初恋を描くラブストーリーが原作で、全米では昨年11月に公開され、『タイタニック』以来といわれる純愛のラブストーリーが熱狂的ファンを生み社会現象化。その後、各国で公開され、全世界で約380億円の興行収入を記録した。ヴァンパイア役のロバート・パティンソンやヒロイン役のクリスティン・スチュワート、ヒロインの幼馴染役のテイラー・ロートナーはこの作品で大ブレイクし、ハリウッドの新世代スターに名乗りを上げている。
日本では同映画の公開が4月4日からと、本国とは“時差”があったものの、原作の日本語版を出版するヴィレッジブックスのサイトで募集された最初の試写会には、1万人を超える応募が殺到。2月には主要キャスト3人がそろって来日し、東京・恵比寿ガーデンプレイスで盛大なレッドカーペットイベントも催された。9月18日に発売されるDVD&Blu-rayの予約も好調で、「世界中で社会現象になっていると聞いてはいたが、日本ではどうなの?と半信半疑でいましたが、予約の入り方を見て唖然。(プレミアムBOXは)限定5000セットじゃ全然足りません」(HMVオンライン DVD担当)。
そもそも『トワイライト〜初恋〜』がヒットした要因は何か。同映画の鑑賞者は「9割女性。20〜30代が中心だが、中高生と40〜50代の母という組合せも」(配給・宣伝の角川エンタテインメント)。彼女たちを魅了したのは「リアルな恋愛模様と妄想をかきたてるキャラ設定が、うまい具合にミックスされた物語にみんなハマった。女性は今も昔も妄想好き」(同)と分析する。“禁断の恋”やちょっと手が届かない感じの彼氏との恋愛を妄想できるという点では、韓流作品に通じるものが“吸血鬼”にはあるようだ。
なお、映画『トワイライト〜初恋〜』は早々と続編が作られており、『ニュームーン/トワイライト・サーガ』が11月28日(土)より日本での全国劇場公開も決定。3000年続く掟に背いた少女とヴァンパイアの禁断の恋を、さらにスケールアップした壮大な世界観で描く。“吸血鬼”ブームはしばらく続きそうだ。
| 『ニュームーン/トワイライト・サーガ』 3000年続く掟に背いた少女とヴァンパイアの禁断の恋は新たな種族を巻き込んで、壮大なる物語へ。待望の『トワイライト』シリーズ第2弾。 原作:ステファニー・メイヤー 監督:クリス・ワイツ 脚本:メリッサ・ローゼンバーグ 出演:クリステン・スチュワート ロバート・パティンソン ダコタ・ファニング マイケル・シーン 配給:アスミック・エース、角川エンタテインメント 11月28日(土)より新宿ピカデリーほか全国公開 (C)2009 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. |
2009/07/07