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社会派ドラマの台頭目立つ結果に! 09年上半期ドラマ視聴率10傑

■09年上半期ドラマ視聴率TOP10

 1月〜6月期の主要な連続ドラマが最終回を迎え、2009年上半期のドラマ視聴率(単発ドラマ含む)がほぼ出揃った。1位は、俳優・妻夫木聡主演のNHK大河ドラマ『天地人』(1月25日放送 NHK総合)の26.0%で、昨今の“戦国武将ブーム”を裏付ける結果に。2位には木村拓哉主演の『MR.BRAIN』(5月23日放送 TBS系)の24.8%と、“視聴率男”としての面目を保った。ビデオリサーチ社(関東地区)による6月30日現在のデータで、連続ドラマは最高視聴率をもとにランキング化した。

NHK大河ドラマ『天地人』主演の妻夫木聡 (C)ORICON DD inc.(オリコン) 

NHK大河ドラマ『天地人』主演の妻夫木聡 (C)ORICON DD inc.(オリコン) 

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 見事1位に輝いた『天地人』は、戦国武将・上杉景勝に仕えた直江兼続(妻夫木)の“義”と“愛”に生きた波乱の生涯が描かれている。マンガやゲームなどで、名だたる戦国武将たちが取り上げられた影響もあってか、男性のみならず女性視聴者からの支持も高かったようだ。

  2位の『MR.BRAIN』は、木村の『CHANGE』(08年5月放送 フジテレビ系)以来となる連ドラ作品で、木村扮する脳科学者・九十九龍介が、その類いまれな才能で難事件を解決していく本格ミステリー。各話ごとに毎回ゲストが登場し、これまでに市川海老蔵、GACKT、亀梨和也、仲間由紀恵など、豪華俳優陣との競演も話題に。脳科学に関する情報が劇中で説明され、九十九が脳に関する説明をする際、登場人物のデフォルメされたアニメーションが挿入される手法が斬新。

 09年上半期ドラマの特徴としては、水谷豊主演の人気シリーズ『相棒』(テレ朝系)が変わらぬ強さを見せた。また、渡辺謙が久しぶりのドラマ出演で“昭和の鬼刑事”平塚八兵衛を熱演した『刑事一代・平塚八兵衛の昭和事件史・第2夜』(テレ朝系)が上位にランクイン。さらに、小学生の息子が下級生を殺してしまうというショッキングなストーリーで、苦悩する母親役を稲森いずみが熱演した『アイシテル・海容』(日本テレビ系)も健闘するなど、社会派ドラマの台頭が目立つ結果となった。話題性のあるキャスティングだけでなく、良質な脚本、俳優陣の高い演技力など“本物のドラマ”が支持されるようになった。




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