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　女優の宮崎あおいが14日（土）、都内で主演映画『少年メリケンサック』の初日舞台あいさつを宮藤官九郎監督、共演の佐藤浩市、木村祐一らと共に行った。バレンタインデーと公開初日が重なり、宮崎は「朝、（共演者に）プレゼントさせてもらいました」とニッコリ。佐藤が「俺のは手作りだった」と嘘めいたほどの盛況ぶりで木村も「コンパクトでかわいらしい、甘そうなチョコレートでしたよ」とご満悦だった。

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　再結成した中年パンクロックバンド・少年メリケンサックと、彼らのプロモーター・栗田かんな（宮崎）が全国ツアーを成功させるべく奮闘する様を描くコメディ作。宮藤ワールド炸裂な内容で、台本どおりに進まず演技力が要求されたという宮崎は「そうやって撮影するのも面白かった。どんどん楽しくなっていきました」と逆風をものともしなかった様子。宮藤監督も「対応が早くてやりやすかったです」と太鼓判を押した。

　生粋のパンクロッカーを演じた佐藤は「ライブシーンでエキストラも盛り上がってくれて楽しかった。でも、スチール（写真）用で1曲通してやった時が一番盛り上がったんですよ。伝説のライブだった。今日でそのメリケンサックが解散するのかと思うと…」と名残惜しさをにじませた。

　「よくこの人たちをまとめられたなと思う」と笑い交じりで振り返った宮藤監督は、続編の“再々結成”を望む声があがるも恐縮しきりで明言を避けていた。



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