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北野武と黒沢清の教え子・濱口竜介、自信作をフィルメックス出品

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 今年で9回目を迎える日本有数の国際映画祭、東京フィルメックス(11月22日〜11月30日)のラインナップ発表会見が7日(火)都内で行われ、コンペティションの審査委員長を務める元黒澤プロの野上照代、作品を出品する映画監督の熊切和嘉、濱口竜介、園子温が出席した。北野武、黒沢清の教え子としても注目される濱口は「フィルメックスは観客として信頼していた映画祭。上映できることをうれしく思っています」と挨拶した。

濱口竜介監督 

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 毎年、世界中から独創的で斬新な作品を選び抜き上映する同映画祭。映画界を志す若者や関係者から注目されるなか、この日の会見では、今年の映画祭概要と作品ラインナップ、審査員が発表され、日本映画を出品する3監督が登壇しあいさつした。

 今年は、コンペティションには、イスラエル、レバノン、カザフスタン、中国、香港、韓国、日本から10作品が出品され、そのうち日本映画は『PASSION』(濱口竜介監督)と『ノン子36歳(家事手伝い)』(熊切和嘉)の2本。特別招待作品には、ジャ・ジャンクー監督の『河の上の愛情』(中国)やアモス・ギダイ監督の『いつか分かるだろう』(フランス)といった新作が出揃い、日本からは園子温監督の『愛のむきだし』が出品される。

 そのほか、恒例となっている、優れた日本映画を世界に向けて発信する特集上映では、『南極物語』(1983年)『海へ See You』(1988年)などのヒット作でも知られる蔵原惟繕監督の1950年代後半から60年代にかけての12作品(字幕付き)を、10作のニュープリントで上映する。

 会見で濱口監督は、フィルメックスでの上映を光栄としながら、東京藝術大学大学院の修了作品であった『PASSION』について、「商業的な作品ではないが、閉じられたものではなく、多くの観客に観ていただける作品として作りました」とアピール。野上審査委員長は「すばらしい映画がそろっている。そこに何か真実があると思って楽しみにしている」と語った。

関連写真

  • 濱口竜介監督 
  • 会見の模様(左から)濱口竜介、熊切和嘉、園子温監督 
  • (左から)野上照代、熊切和嘉、園子温、濱口竜介監督 

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