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NHK制作者が明かす森山直太朗“フルコーラス”の真意

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 歌手・森山直太朗が、本日10日(木)放送の歌番組『MUSIC JAPAN』(NHK総合)で、賛否両論を巻き起こしている新曲「生きてることが辛いなら」を、異例の編成による初の“フルコーラス”で披露することが話題になっているが、その真意を番組プロデューサー・石原真氏が明かしてくれた。実は、すでに発売前の6月に、同局で披露されており、石原氏は「最初に放送した義務として、やはり決着をつけなければならない」と熱く語っている。

森山直太朗[08年8月撮影] 

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 同曲は、冒頭から「生きてることが辛いなら いっそ小さく死ねばいい」というフレーズで始まることから、自殺を助長するのではという意見が上がり、発売直後から賛否両論が沸き起こった。そんななか、一部コンビニスストアでは、楽曲を部分的に耳にすることで誤解を招くという理由により、店内放送でこの曲を流さないという判断が下された。

 番組では“フルコーラス”が放送される直前に、歌詞の意味や騒動について自身の想いを語った森山のインタビューが約3分間放送される。自らがインタビュアーとして取材に臨んだ石原氏は「今回、このような特別編成を組んだ理由として、部分的に聴いた一部視聴者の方に誤解を受けているということで、通常のテレビサイズの“短縮版”ではなく、しっかり最後まで聴いた上で判断をして頂きたいと思ったからなんです」と特別編成の理由を明かす。

 インタビューに応える森山の様子について石原氏は「最初は淡々とお話されていましたが、こちらも真相を突くような迫り方をしまして。徐々に感情をあらわにされていましたね。彼としてもここまで反響があるとは思っていなかったようですが、制作段階でも内心“チクリ”とするものがあったようです」と分析する。

 実は同曲、NHKですでに披露されていた。「今年の6月8日にエコロジーをテーマにした楽曲を各アーティストの方に歌ってもらう『エコ歌』という特番で、発売前に『生きてることが辛いなら』を披露してくれたんです。ですが、同日昼に例の“秋葉原無差別殺傷事件”があり、森山さん自身、放送では(曲が)カットされると思っていたようです」。しかし、件の“秋葉原事件”と同曲がなんら関連する要素がないと判断し予定通り放送。「最終的には“生の尊さ”を歌ったものなので何の問題もないと判断しました。それよりむしろ、この曲を“エコ”として歌った森山さんに迫力を感じました。身近な環境というより、地球全体の生命としての“エコ”という解釈だったのだと思います」と振り返る。

 最後に石原氏は「この曲が発売されて様々な議論がある中、最初に放送した義務として決着をつけなければならないという想いが一番強いですね。改めて最後まで聴いた上で、この曲の真意を論じて頂ければ」と、“フルコーラス”を聴いた上で、その是非を視聴者に委ねる形であることを強調していた。

 『MUSIC JAPAN』は本日深夜0:10よりNHK総合にて放送。

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