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　『鈍獣』は、2005年に岸田國士戯曲賞を受賞した舞台『鈍獣』の映画化作品。宮藤が脚本を手がけて浅野が主演するほか、CM界でその名を轟かせる気鋭の映像作家・細野ひで晃が初めて監督を務めることでも注目される。そんな本作で、浅野を取り囲むキャスト陣には、超個性派ぞろいの面々が名を連ねた。

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　浅野はこの共演者らについて「豪華キャストに囲まれて、楽しく現場を過ごさせてもらっています。いま撮影している歌舞伎町のバーという場所柄もあって、設定的にも置かれている状況的にも狂っている状況でちょうどよいかなと思っています」と笑顔で語る。

　また、早朝から夜遅くまでの撮影でテンションが上がりっぱなしという南野は、「今回はこのなかでは私が一番歳が上ということで、ちゃんとしっとりと、そしてしっかりしたいな、と思いながらも、一番年下？ のようなおバカちゃんになっています（笑）」。一方、実際に一番年下の佐津川は、年齢の近い俳優がいないなかで、楽しみながら奮闘していることを明かし、役柄については「とにかくウザい女を目指してがんばっています。みんな結構キャラが強かったりするんですけど、足を引っ張らないようにがんばりたい」とコメントしている。

　そして、恒例となりつつあるユースケの「この映画がダメだったら」のコメントは、「もうすっぱりこの仕事から足を洗い、昔からの夢だった弁護士への道を歩もうと思っております」。最後に浅野は本作への意気込みを「自分の役が普通ではないので、それをきちっと最後までつかんで、この苦しみが良い方向へ向かうようにがんばりたいです」と語っている。

　『鈍獣』は、8月1日よりクランクインし、9月上旬のクランクアップに向けて、鋭意撮影中。公開は2009年を予定している。