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　俳優の市村正親らが13日（日）、東京・帝国劇場にてミュージカル『ミス・サイゴン』の通し稽古を行った。稽古前に会見に応じた市村は、初代キム役を演じた故・本田美奈子.さんの誕生日の前日にあたる7月30日（水）の公演で特別カーテン・コールを行う事を報告。「初演で細い体でキムを演じきった時、僕の中では美奈子.のキムが（頭に）インプットされている。また帝劇で一緒にやるぞという気持ちですね」と改めて本田さんの女優魂を讃えた。

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　総制作費40億円を費やし、実物大のヘリコプターや巨大ホーチミン像などが登場する日本オリジナル演出が見所の同ミュージカル。9月4日（木）の昼公演をもって上演1000回を達成する事を受け、初演から演じている市村は「日数の問題ではないんですよ。いいお芝居っていうのは、（感情を）出さない方が観客は想像する。想像させると面白くなるんだよ」と自身の演技論を展開した。

　また、7月30日から8月6日までを「本田美奈子．メモリアルウィーク」とし、生前の映像を舞台上で上映する事が決定。市村は「ここ（帝国劇場）では美奈子.のキムが（今でも）あっちこっち動いている気がする。また帝劇で一緒にやるぞという気持ちですね。お客さんにとって、切ない想いもあるかもしれないけれど、美奈子.も喜んでくれるのでは」と目を細めながら、公演に賭ける胸の内を明かした。

　会場には日本語版の訳詞を担当した岩谷時子さんも駆けつけ、ミュージカル成功も兼ねて市村らと共に“グーポーズ”。だが市村は、エド・はるみも驚く「ボイン（母印）〜」発言で爆笑を誘っていた。ミュージカル『ミス・サイゴン』は18日（金）から同所にて。

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