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　俳優の山下真司が3日（木）、演劇大宮エリー第一回公演『GOD DOCTOR』の制作発表を共演の片桐仁、石田ひかり、松村雄基、遠山景織子、板尾創路、作・演出の大宮エリーらと共に都内で行った。公演に対する意気込みを聞かれた山下は「20年前は師弟関係にあった松村に存在感で負けないこと」と代表作『スクール・ウォーズ 〜泣き虫先生の7年戦争〜』（TBS系）で教え子役だった松村との共演に、ライバル心を燃やしつつも「営業的には正解」と語り、妙な説得力で周囲を納得させていた。

　同作は“人間を幸せにする病院”を舞台に、神様でも人間でもない5人の研修医と、人間の患者が繰り広げるコメディー。“怒り”を司る研修医を演じる山下は「舞台というよりサーカスをやってるみたい。大宮さんの目には見えないムチがあるので、気が抜けない。稽古してまだ3日目だけど、ちょっと疲れちゃった」とポツリ。また内容にちなみ、幸せとは何かという質問に患者役の板尾は「借金がなくて、すこし貯金があること」とシュールな回答で笑いを誘った。

　さらに山下は、松村との“師弟関係”についての話題が振られると「その話はするなと松村に怒られる。でもお客さんは喜んでくれるだろうし、営業的には正解」とキッパリ。これには松村も笑顔で“恩師”の話に耳を傾けていた。なお先月、長男で俳優の森部達也さんを亡くしている山下だが、この件についての報道陣の質問には一切答えることはなかった。

　舞台『GOD DOCTOR』は5月4日（日）から18日（日）まで東京・新国立劇場で、同22日（木）、23日（金）は兵庫県立芸術文化センターで公演。

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