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今回のイベントには彼の意思に賛同したアーティスト達、日本からは平原綾香、中国からは毛寧、陳明が、演奏は上海交響楽団、指揮として服部克久、陳燮陽が参加した他、日本からは八千代少年少女合唱団、中国からも上海、南京の少年少女合唱団が参加して、日中の友好をさらに深める音楽祭となった。
ステージは両国の少年少女が歌う「赤とんぼ・茉莉花 組曲」で幕開けし、谷村新司を筆頭に参加歌手が次々と歌を披露。平原が集中力を高めた熱唱を披露すると、負けじと毛寧や陳明が澄んだ豊かなボーカルを響かせる。お互い一歩も譲らない競演に最初緊張気味だった客席もなごやかさを増していった。谷村が客員教授に就任した南京芸術学院の生徒を事前にピックアップし詩や歌を披露させる一コマがはさまれ、南京との友好もアピール。ステージ後半には、大歓声の中、中国では誰もが知っている大ヒット曲「昴」で本編の幕を閉じた。「昴」が紹介された時には場内から「オー!」というどよめきと大きな拍手が巻き起こり「昴」人気の凄さを誰もが実感することとなった。アンコール最後にはこれもアジアの大ヒット曲谷村作の「花」で、ステージと会場が日中の国旗を振りながら感動のエンディング、南京のステージと客席で両国の観客やアーティストの手で振られる日中の国旗。このシーンは日本と中国の友好関係にとっても歴史的な1ページとなったといえよう。
南京でのステージを見に来ていた中国の40代女性は終演後「私はテレサテンが歌う「昴」を聞いて日本に興味を持ち日本語を学んだ。日本の歌手が南京に来てくれるのは大変異議のあること。50代以上の人たちは過去の哀しい出来事が未だに尾を引いているけれど、若い世代はだんだん薄れつつある。こういったイベントが重ねられることで、両国の関係はますます深くなっていくのではないでしょうか」と語ってくれた。同イベントは9月29日に上海でも行われている。
谷村新司はこのほど上海に続いて南京芸術学院の客員教授になることが決定、また中国人民対外友好協会に「谷村新司青少年文化交流基金」を設立し日中青少年の文化交流に役立てられることになっている。
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