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　落語家の林家木久蔵改め初代・林家木久扇と、林家きくお改め2代目・林家木久蔵の親子ダブル襲名興行が9月21日（金）、東京・上野の鈴本演芸場で初日を迎えた。

　興行でトリを務めた木久蔵は披露口上で「父が胃ガンになった時、生きているうちに真打になった姿をみせると誓いました」と涙をこぼした。だが直後に「これで安心して逝ってもらいたい」と語り、場内は大爆笑。

　興行後の会見には2人揃って登場。木久扇は「癒し系の雰囲気を伸ばして、他に類のない落語家を目指してほしい」と木久蔵に期待を込めた。これを受けて木久蔵が「今度は木久扇を継げるように･･･」と口にすると、木久扇は「生涯で2回も子に名前を譲る親がいるか！」と語り笑いを誘った。

　なお披露興行は新宿末広亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場をはじめ全国で行われる。