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矢野真紀がアンコールなしで終えた理由とは

 ニューアルバム『BIRTH』を4月29日に発売した矢野真紀1年半ぶりのワンマンライブが19、20日の2日間、渋谷DUO MUSIC EXCHANGEで行われた。

 心に直接飛び込んでくるような歌声で熱狂的なファンを持つだけに、ひさびさのライブは2日間とも満員の客席となった。
 これまで自分の身を削るようにして歌を作り出してきた彼女にとって、自分以外の作家が作った作品を歌う今回のアルバムは、プロデューサー寺岡呼人から「女優になったつもりで歌って欲しい」と言われてのトライ。そのアルバムのお披露目でもある今回のライブだけに、スタートはアルバムの1曲目「パパ」。

 この曲は結婚間近に、離れて暮らす父への感謝の気持ちを歌う曲。秋田のFM放送のランキングでベスト10入りし、スタッフもびっくりしていた作品。早くに父を亡くしている彼女だがその女優的表現力を存分に発揮したボーカルにファンも聞きほれて、彼女の表現力の確かさを証明してくれる。

 全18曲、2時間30分のライブは、派手な演出こそないものの、じっくりと1曲1曲を堪能できるステージ。矢野真紀のボーカルに惚れているファンにはたまらないひとときだったに違いない。
 彼女は「夜曲」という素晴らしい作品を持っており、今回のツアーでも「夜曲」を聴きたいと思っていたファンは多かったはずだ。しかし、彼女はこの曲を歌わずアンコールも行わず、最後はすべての想いをある曲に託した。

 それはニューアルバムのラスト曲でもある「窓」。作詞さだまさしのこの曲は、病床の大切な人を想いいつまでも一緒に歩いていこうと歌うラブソング。今回は「この曲にすべての想いをぶつけたい。この曲で何かを感じ取ってもらいたい。だからアンコールはやりません」と明言して最後にこの曲を歌った。そして彼女がひと言ひと言かみしめるように歌うと、大きな感動の輪が会場を包んだ。

 デビューして8年、アルバム『BIRTH』は矢野真紀の新しいスタートラインでありながら最高傑作という呼び声も高い。そして、デビューして8年、30才になったばかりの彼女の新しい方向を指し示す今回のコンサート。ここから始まる彼女のアーティスト活動からは目が離せなくなってきた。

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