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ちばてつやさん死去 出版社が追悼で功績称える 講談社・小学館「漫画という創作物に対する限りない愛と信頼を」「心からの敬意と感謝」

 漫画『あしたのジョー』などで知られる漫画家・ちばてつやさんが今月22日、都内の病院で死去したことが27日、わかった。87歳。日本の漫画界に大きな功績を残したちばさんの訃報を受け、国内の大手出版社が相次いで追悼の言葉を寄せた。

ちばてつやさん (C)ORICON NewS inc.

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【動画】泣ける…ちばてつやさん生前の顔出しメッセージ


 講談社コミック編集部は「70年の画業の中で数々の名作を残してくれたちばてつや先生は、漫画という創作物に対する限りない愛と信頼をお持ちでした。弊社の新人賞である『ちばてつや賞』は創設から実に46年。数多くの新人漫画家が、ちば先生の言葉を胸にプロへの道を踏み出し、今でも活躍しております」と感謝の言葉を寄せた。最後には「ちば先生の漫画界への多大なる貢献は、余人をもって代えがたいものでした」と追悼した。

 小学館コミック局は「70年にわたり漫画の第一線を歩み続け、数々の名作を世に送り出してこられたちばてつや先生。先生は戦後日本漫画の発展を支えながら、人間への温かなまなざしと平和への願いを作品に込め、多くの読者に愛されました。先生の生前のご功績に対し、心からの敬意と感謝を捧げるとともに、謹んで哀悼の意を表します」と長年の功績に敬意を表した。

 ちばてつや(本名:千葉徹弥)さんは、1939年(昭和14年)1月11日、東京築地の聖路加病院で生まれる。同年11月に朝鮮半島を経て、1941年1月旧満州・奉天(現中国・遼寧省瀋陽)に渡る。1945年終戦の翌年中国より引揚げる。その後、1950年、友人の作る漫画同人誌「漫画クラブ」に参加。1956年、単行本作品でプロデビュー。1958年『ママのバイオリン』で雑誌連載を始め、1961年『ちかいの魔球』で週刊少年誌にデビューを果たした。

 主な作品に『1・2・3と4・5・ロク』、『ユキの太陽』、『紫電改のタカ』、『ハリスの旋風』、『みそっかす』、『あしたのジョー』、『おれは鉄兵』、『あした天気になあれ』、『のたり松太郎』など。公益社団法人日本漫画家協会会長で、2002年に紫綬褒章、2012年に旭日小綬章、2014年に文化功労者、2024年に文化勲章の受章者に選ばれた。

 文化勲章の受章者に選ばれた際には、自身のブログで「この度は、はからずも、文化勲章という、大変名誉な受章のお知らせがありましたので、皆様にご報告いたします。ここ数年、ちょっと体調をくずし、さらに最近は、眼の手術を受けたりして、 現在は、連載中の仕事も、お休みを頂き、グズグズと怠惰な日々を送っていたところでしたので、何だか申し訳ないやら、面映いやらで、本当にびっくりしています」と驚き。「さて、私が七十年近く、描き続けてきた漫画、コミック。 今でこそ世間の皆さんが、年齢を問わず、当たり前のように楽しんで、読んでくださっていますが、考えてみると漫画は、昔はほぼ、子どもだけが楽しむものでした」と漫画家人生を回顧していた。
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