旅行先を一度訪れて終わるのではなく、同じ地域に繰り返し足を運び、暮らすように滞在する。そんな新しい旅行のあり方として「セカンドホーム・ツーリズム」が広がりつつある。都市と自然を行き来しながら、地域との関係を深めていく滞在スタイルだ。
■一度きりの観光で終わらない『セカンドホーム・ツーリズム』の新潮流
セカンドホーム・ツーリズムとは、“地域循環型の滞在”。一般的な観光が、限られた日程の中で名所や飲食店を巡る一過性の体験になりやすいのに対し、同じ土地へ繰り返し通うことで、地域を“旅行先”ではなく“もうひとつの生活圏”として楽しむ考え方を指している。
例えば、地元の直売所で食材を購入して自炊したり、季節を変えて何度も訪れたりすることで、その土地ならではの自然や文化を日常の延長として味わえる。ホテルのような身軽さを持ちながら、別荘のような“我が家感”も得られることが特徴で、従来の旅行と二地域居住の中間に位置するようなスタイルともいえる。
■SANUが関西で本格展開 2030年までに15拠点・100室を目指す
こうした新しい旅の形を関西で本格的に展開するのが、会員制セカンドホームサービス「SANU 2nd Home」だ。SANUは2026年10月1日、「SANU 2nd Home 淡路島 1st」と「SANU 2nd Home 伊勢志摩」を同時開業する。これを皮切りに、大阪から1〜3時間程度でアクセスできるエリアを中心に拠点を広げ、2030年までに関西15拠点・100室の展開を目指す。
同サービスでは、セカンドホームを1ヵ所だけ所有するのではなく、海、森、湖など異なる自然環境にある複数拠点を利用できる。淡路島や伊勢志摩に加え、滋賀・琵琶湖近江舞子への展開も予定し、今後は京丹後、吉野、熊野古道、南紀白浜、六甲山なども候補としている。
関西は大阪、神戸、京都といった都市部から1〜2時間ほどで、海や山、湖など多様な自然へアクセスできる点が強みだ。高速道路だけでなく電車やバスなどの公共交通網も充実しており、“週末だけ自然へ通う”といった暮らし方とも相性がいい。
SANUは、こうした滞在を「一過性の観光」から「通うほどに関係性が深まるローカルな暮らし」へと変えることを目指す。単なる宿泊客ではなく、定期的に地域を訪れる“通う生活者”を増やすことで、需要を年間に分散させ、地域経済にも継続的な効果を生み出す考えだ。
同社は現在、全国38拠点・242室を展開し、利用者は5万人を超える。山梨県とは二地域居住推進協定を結び、8拠点71室を展開。年間延べ5万4000人規模が地域を訪れているという。
旅先を“消費する場所”から、“何度も帰りたくなる場所”へ。セカンドホーム・ツーリズムは、旅行と暮らしの境界を近づける新たな選択肢として、関西でも広がっていきそうだ。
【写真】セカンドホーム・ツーリズムの宿泊先、朝日を眺める高台の眺望、穏やかな海を望む
■一度きりの観光で終わらない『セカンドホーム・ツーリズム』の新潮流
セカンドホーム・ツーリズムとは、“地域循環型の滞在”。一般的な観光が、限られた日程の中で名所や飲食店を巡る一過性の体験になりやすいのに対し、同じ土地へ繰り返し通うことで、地域を“旅行先”ではなく“もうひとつの生活圏”として楽しむ考え方を指している。
例えば、地元の直売所で食材を購入して自炊したり、季節を変えて何度も訪れたりすることで、その土地ならではの自然や文化を日常の延長として味わえる。ホテルのような身軽さを持ちながら、別荘のような“我が家感”も得られることが特徴で、従来の旅行と二地域居住の中間に位置するようなスタイルともいえる。
■SANUが関西で本格展開 2030年までに15拠点・100室を目指す
同サービスでは、セカンドホームを1ヵ所だけ所有するのではなく、海、森、湖など異なる自然環境にある複数拠点を利用できる。淡路島や伊勢志摩に加え、滋賀・琵琶湖近江舞子への展開も予定し、今後は京丹後、吉野、熊野古道、南紀白浜、六甲山なども候補としている。
関西は大阪、神戸、京都といった都市部から1〜2時間ほどで、海や山、湖など多様な自然へアクセスできる点が強みだ。高速道路だけでなく電車やバスなどの公共交通網も充実しており、“週末だけ自然へ通う”といった暮らし方とも相性がいい。
SANUは、こうした滞在を「一過性の観光」から「通うほどに関係性が深まるローカルな暮らし」へと変えることを目指す。単なる宿泊客ではなく、定期的に地域を訪れる“通う生活者”を増やすことで、需要を年間に分散させ、地域経済にも継続的な効果を生み出す考えだ。
同社は現在、全国38拠点・242室を展開し、利用者は5万人を超える。山梨県とは二地域居住推進協定を結び、8拠点71室を展開。年間延べ5万4000人規模が地域を訪れているという。
旅先を“消費する場所”から、“何度も帰りたくなる場所”へ。セカンドホーム・ツーリズムは、旅行と暮らしの境界を近づける新たな選択肢として、関西でも広がっていきそうだ。
2026/09/15