「添加物が多い食品=体に悪い」というイメージがある一方で、実は私たちが日常的によく口にする身近な食品にも、複数の添加物が使われていることがある。そこで、管理栄養士の林安津美さんに、意外と知られていない「添加物が多い食品5選」を教えてもらった。前編では、特に控えてほしい食品のほか、忙しいとつい頼りがちな「あの食品」を紹介。後編では、残る3つの食品と、添加物の考え方や多い食品を摂るときの注意点について聞いた。【添加物が多い食品5選(後編)】
■添加物の多い食品3「市販のサンドイッチ・調理パン」
乳化剤、増粘剤、調味料(アミノ酸等)、pH調整剤、酸味料、香料、着色料などが使用されることがあります。
サンドイッチや調理パンは、パンだけではなく、ハムや卵加工品、チーズ、マヨネーズ、ソースなど複数の加工食品を組み合わせて作られているため、結果として使用される添加物の種類が増えることがあります。
■添加物の多い食品4「カップ麺・インスタント麺」
調味料(アミノ酸等)、かんすい、増粘多糖類、酸化防止剤、着色料、香料、乳化剤、酸味料などが使用されることがあります。麺だけではなく、スープや具材にもそれぞれ添加物が使用される場合があります。
また、カップ麺を控えめにしたい理由としては、添加物以上に塩分や脂質の摂り過ぎにも目を向けることが重要です。
■添加物の多い食品5「清涼飲料水・エナジードリンクなど」
清涼飲料水やエナジードリンクには、商品によって酸味料、香料、着色料、甘味料、保存料などの食品添加物が使用されることがあります。複数の添加物が使われる商品もありますが、使用される種類や数は商品によって異なります。
ただし、これらの飲料で特に注意したいのは、添加物だけではありません。糖類を多く含む商品を習慣的に飲むと、糖分やエネルギーの過剰摂取につながる可能性があります。また、エナジードリンクにはカフェインを多く含む商品もあるため、飲む量や頻度に注意が必要です。
飲み物は毎日の習慣になりやすいため、日常の水分補給には水やお茶などの無糖飲料を基本とし、清涼飲料水やエナジードリンクは量や頻度を意識して取り入れることが大切です。
■添加物だけを過度に恐れるより、原材料表示や栄養成分表示を見る習慣を
食品添加物についてまず意識していただきたいのは、「添加物が入っている=危険」「添加物の種類が多い=体に悪い」と単純に判断しないことです。
日本で使用が認められている食品添加物は安全性が評価され、必要に応じて使用できる食品や使用量などの基準が定められています。そのため、通常の食生活の中で過度に恐れる必要はありません。
一方で、加工食品に偏った食生活になると、添加物の摂取だけでなく、塩分や糖質、脂質、エネルギーの摂り過ぎにつながることがあります。例えば、カップ麺や弁当を食べるときは野菜料理を追加する、菓子パンだけで食事を済ませない、清涼飲料水を水やお茶に置き換えるなど、「何を足すか・何に置き換えるか」まで考えることが大切です。
添加物を気にするのであれば、特定の添加物だけを「危険なもの」として避けるよりも、原材料表示や栄養成分表示を見る習慣をつけることをおすすめします。原材料表示では、原則として「/(スラッシュ)」以降などに食品添加物が表示されています。買い物の際に一度確認してみるだけでも、自分が普段どのような加工食品を選んでいるのかを知るきっかけになります。
プロフィール/林安津美さん
管理栄養士。大学卒業後、JAあいち厚生連に入職。37年間、病院の管理栄養士として勤務、その間豊田厚生病院・安城更生病院の技師長として17年間在籍。病態栄養専門管理栄養士・日本糖尿病療養指導士・腎臓病療養指導士・がん病態栄養専門管理栄養士・和漢薬膳師等の資格を生かし、現在はたいや内科クリニックで患者に寄り添った医療を届けている。
■添加物の多い食品3「市販のサンドイッチ・調理パン」
乳化剤、増粘剤、調味料(アミノ酸等)、pH調整剤、酸味料、香料、着色料などが使用されることがあります。
サンドイッチや調理パンは、パンだけではなく、ハムや卵加工品、チーズ、マヨネーズ、ソースなど複数の加工食品を組み合わせて作られているため、結果として使用される添加物の種類が増えることがあります。
■添加物の多い食品4「カップ麺・インスタント麺」
調味料(アミノ酸等)、かんすい、増粘多糖類、酸化防止剤、着色料、香料、乳化剤、酸味料などが使用されることがあります。麺だけではなく、スープや具材にもそれぞれ添加物が使用される場合があります。
また、カップ麺を控えめにしたい理由としては、添加物以上に塩分や脂質の摂り過ぎにも目を向けることが重要です。
■添加物の多い食品5「清涼飲料水・エナジードリンクなど」
清涼飲料水やエナジードリンクには、商品によって酸味料、香料、着色料、甘味料、保存料などの食品添加物が使用されることがあります。複数の添加物が使われる商品もありますが、使用される種類や数は商品によって異なります。
ただし、これらの飲料で特に注意したいのは、添加物だけではありません。糖類を多く含む商品を習慣的に飲むと、糖分やエネルギーの過剰摂取につながる可能性があります。また、エナジードリンクにはカフェインを多く含む商品もあるため、飲む量や頻度に注意が必要です。
飲み物は毎日の習慣になりやすいため、日常の水分補給には水やお茶などの無糖飲料を基本とし、清涼飲料水やエナジードリンクは量や頻度を意識して取り入れることが大切です。
■添加物だけを過度に恐れるより、原材料表示や栄養成分表示を見る習慣を
日本で使用が認められている食品添加物は安全性が評価され、必要に応じて使用できる食品や使用量などの基準が定められています。そのため、通常の食生活の中で過度に恐れる必要はありません。
一方で、加工食品に偏った食生活になると、添加物の摂取だけでなく、塩分や糖質、脂質、エネルギーの摂り過ぎにつながることがあります。例えば、カップ麺や弁当を食べるときは野菜料理を追加する、菓子パンだけで食事を済ませない、清涼飲料水を水やお茶に置き換えるなど、「何を足すか・何に置き換えるか」まで考えることが大切です。
添加物を気にするのであれば、特定の添加物だけを「危険なもの」として避けるよりも、原材料表示や栄養成分表示を見る習慣をつけることをおすすめします。原材料表示では、原則として「/(スラッシュ)」以降などに食品添加物が表示されています。買い物の際に一度確認してみるだけでも、自分が普段どのような加工食品を選んでいるのかを知るきっかけになります。
プロフィール/林安津美さん
管理栄養士。大学卒業後、JAあいち厚生連に入職。37年間、病院の管理栄養士として勤務、その間豊田厚生病院・安城更生病院の技師長として17年間在籍。病態栄養専門管理栄養士・日本糖尿病療養指導士・腎臓病療養指導士・がん病態栄養専門管理栄養士・和漢薬膳師等の資格を生かし、現在はたいや内科クリニックで患者に寄り添った医療を届けている。
2026/09/10