イタリアで開幕した「第83回ベネチア国際映画祭」の初日となる現地時間9月2日、メイン会場「サラ・グランデ」で栄誉金獅子賞の授賞式が行われ、米俳優・監督・プロデューサーのジョージ・クルーニーが受賞した。
トロフィーを手渡したのは、クルーニーと40年以上にわたって親交を結び、たびたび共演してきたローラ・ダーン。2人は、まだ駆け出しだった頃に撮影された映画『Grizzly II: Revenge(原題)』で初共演した。
この日の光景は、クルーニーが映画『ジェイ・ケリー』(2025年)で演じた役柄を思わせるものとなった。同作は、クルーニー自身をほうふつとさせる映画スターの苦悩を描いたコメディードラマ。物語の終盤では、主人公が華やかなイタリアの映画祭で功労賞を受け取る。
ダーンも出演した同作は昨年、ベネチア国際映画祭でプレミア上映された。今回の授賞式では、現実に繰り広げられている光景と重なる同作の映像も上映された。
壇上に立ったクルーニーは、長年にわたる俳優人生を振り返りながら、映画や物語が社会で果たす役割についてスピーチ。「確かに、映画は戦争を止めません。インフレを抑えることも、選挙の問題を解決することもできません。しかし映画には、素晴らしい力があります」と語った。
続けて、映画は「見知らぬ人も決して本当の意味では他人ではなく、その人もまた、誰かの物語の中では英雄かもしれないと思い出させてくれる」と力説。「もし私たちが今も暗闇の中に一緒に座り、一度も会ったことのない人々を思いやることができるのなら、きっと大丈夫なのではないかと思います」と呼びかけた。
クルーニーは、俳優、監督、プロデューサーとして多彩な才能を発揮してきた。テレビシリーズやB級映画の小さな役からキャリアをスタートし、ドラマ『ER 緊急救命室』で大きな成功を収めると、『シリアナ』『フィクサー』『オーシャンズ11』『ゼロ・グラビティ』『マイレージ、マイライフ』など、幅広いジャンルで活躍。監督としても作品を発表する一方、社会問題や人道支援にも継続して取り組み、今日のショービジネス界を代表する存在となっている。
「第83回ベネチア国際映画祭」は現地時間12日まで開催。今回は、最高賞の金獅子賞を競うコンペティション部門に日本から是枝裕和監督の『ルックバック』と塚本晋也監督の『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』が選出されている。
「第83回ベネチア国際映画祭」で栄誉金獅子賞を受賞したジョージ・クルーニー Photo by Jacopo Salvi/Courtesy of Archivio Storico La Biennale di Venezia
トロフィーを手渡したのは、クルーニーと40年以上にわたって親交を結び、たびたび共演してきたローラ・ダーン。2人は、まだ駆け出しだった頃に撮影された映画『Grizzly II: Revenge(原題)』で初共演した。
この日の光景は、クルーニーが映画『ジェイ・ケリー』(2025年)で演じた役柄を思わせるものとなった。同作は、クルーニー自身をほうふつとさせる映画スターの苦悩を描いたコメディードラマ。物語の終盤では、主人公が華やかなイタリアの映画祭で功労賞を受け取る。
ダーンも出演した同作は昨年、ベネチア国際映画祭でプレミア上映された。今回の授賞式では、現実に繰り広げられている光景と重なる同作の映像も上映された。
「第83回ベネチア国際映画祭」で栄誉金獅子賞を受賞したジョージ・クルーニー(右)とプレゼンターを務めたローラ・ダーン Photo by Aleksander Kalka/Courtesy of Archivio Storico La Biennale di Venezia
続けて、映画は「見知らぬ人も決して本当の意味では他人ではなく、その人もまた、誰かの物語の中では英雄かもしれないと思い出させてくれる」と力説。「もし私たちが今も暗闇の中に一緒に座り、一度も会ったことのない人々を思いやることができるのなら、きっと大丈夫なのではないかと思います」と呼びかけた。
「第83回ベネチア国際映画祭」で栄誉金獅子賞を受賞したジョージ・クルーニー Photo by Jacopo Salvi/Courtesy of Archivio Storico La Biennale di Venezia
「第83回ベネチア国際映画祭」は現地時間12日まで開催。今回は、最高賞の金獅子賞を競うコンペティション部門に日本から是枝裕和監督の『ルックバック』と塚本晋也監督の『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』が選出されている。
2026/09/04