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松村北斗&今田美桜、映画『白鳥とコウモリ』初共演で印象に変化「理解力がすごい」「すごくよく笑う方」【インタビュー】

 SixTONES松村北斗と俳優の今田美桜がW主演を務める、ミステリー界の巨匠・東野圭吾さんの原作小説を実写映画化した、映画『白鳥とコウモリ』が9月4日に公開される。松村演じる容疑者の息子と今田演じる被害者の娘、事件の真相に疑問を抱く2人が“禁断のバディ”として手を組む。このほど、初共演となった2人が岸善幸監督のもと参加した撮影を振り返った。

映画『白鳥とコウモリ』に出演する松村北斗、今田美桜 撮影:山﨑美蔓(C)ORICON NewS inc.

映画『白鳥とコウモリ』に出演する松村北斗、今田美桜 撮影:山﨑美蔓(C)ORICON NewS inc.

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【写真】アンニュイな表情も美しい…松村北斗&今田美桜ソロカット


 善良な弁護士・白石健介(中村芝翫)が刺殺された。「私がやりました。“すべての事件”の犯人は私です」。容疑者として浮上した1人の男・倉木達郎(三浦友和)の自供により、事件は解決したはずだった。だが、容疑者の息子・倉木和真(松村)と、被害者の娘・白石美令(今田)は、互いの父の言動に違和感を抱く。

 「なぜ父は、殺人を犯したのか?」「なぜ父は、殺されないといけなかったのか?」。出会ってはいけない、容疑者の息子と被害者の娘が手を取り合ったとき、“真実”が揺れ動く。

■「美令の強さに和真が引っ張られる」禁断バディならではの関係性に注目

――今作は、容疑者の息子と被害者の娘という禁断のバディによるこれまでにない物語です。原作や台本を読んだ感想を教えてください。

松村:原作ではミステリーが主軸の物語の中でも、親子、子ども2人の関係性が変化していきつつも、時間の進み方がキュッと変わる。ミステリーや謎解き要素に頭を悩ませているときのせわしないスピード感がある一方で、登場人物同士が向き合った際には、時が止まるような、1秒の長さがすごくリアルだなと思いながら原作を読んでいました。そして台本を読んだときも同様のことを感じ、印象的でした。台本では、ト書きで書かれているシーンも多く、セリフはないけど2人の時間が流れている、というところがきちんと描かれていて、現場でもじっくり突き詰めることができました。原作でもすごく魅力的だった、1秒という時間の長さをどう扱うかという部分が、岸さんの作った映画でもすごく現れているなと感じました。

今田:原作だとミステリーとして上下巻があって長さもしっかりあるので、もっと難しい物語なのかなと思っていたんですけど、それぞれのキャラクターの感情がしっかり丁寧に描かれていて、リアルに想像できましたし、すごく没頭することができました。映画は原作を2時間でギュッとまとめられていますけど、原作の内容を大切に丁寧に描かれていますので、そこがすごいなと思いました。

――それぞれが演じたキャラクターをどのように捉えて、それによって現場に向けて準備したことはありましたか。

松村:父親との絆、親子の距離感は人それぞれだと思うんですけど、和真は割と父親との関係が強固で、ある意味、友情にも近いようなものがありそうだなと思いました。ただ、劇中では、三浦さんに会わないままお芝居をしなきゃいけない。でも父親の話はたくさん出てくるから、頭には浮かばなきゃいけない。準備というか、ここは結構、自分なりにはいろいろ考えたところでしたね。

今田:何か特別にやったというよりは、原作を読みながら想像力を膨らませました。あとは現場に入ってすぐ、吉田羊さん演じるお母さんとお葬式のシーンがあったことで、羊さんと2人で関係性を作れたことは大きかったですね。

――2人がそろった撮影現場はどのような空気感でしたか。

松村:当たり前のように互いに過ごしていましたけど……。

今田:2人のシーンが多いとはいえ、撮影日数がたくさんあったわけではなかったので。そんな中でも、作品的に緊張感はありつつも、すごく和やかでした。

松村:各々の撮影の日々で、それぞれ話しやすい人だったり、現場に対しての空気を持っていたからこそ、2人のシーンでは、それぞれが現場で信頼関係を築いてきたことが分かるような、“友達の友達”に会ったような感じですね。だから話しやすかったです。どこで初めてお会いしましたっけ。

今田:いつが初めましてだったかというぐらい、ナチュラルで自然な感じがありましたよね。

松村:気張らなかったですよね。

今田:だからありがたかったです。

松村:こちらこそです。

映画『白鳥とコウモリ』に出演する松村北斗 撮影:山﨑美蔓(C)ORICON NewS inc.

映画『白鳥とコウモリ』に出演する松村北斗 撮影:山﨑美蔓(C)ORICON NewS inc.

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――お芝居の中で互いに化学反応が起きたこと、影響を受けたことはありましたか。

今田:化学反応とはまた違うかもしれないですけど、松村さんは、場の空気を一気に高める力がすごい。そこに私は巻き込んでもらったみたいな感覚がすごくありました。

松村:割と体格差もある2人ですが、美令の強さに和真が引っ張られる、そういう時間があるんですよね。特に2人がきちんと接触するシーンは、和真が怖く見えるというか、視覚情報として体格差がある。でも美令が芯のある決意をした瞬間、そこにある体格差がまるでなくなったかのような、ある意味で和真が美令に気圧されている感じがして面白い。見た目、声色、いろんなものが相まって、すごく自然に真逆にひっくり返る。なので、そこは好きなシーンですし、もしかしたら化学反応と言ってもいいのかもしれません。

――今作はW主演となりますが、主演として、何か意識したことはありましたか。

松村:僕はもう本当にいつも通り、立場には変わりなくって感じだったんです。

今田:今田:私も主演でもそうじゃなくても、自分が自然体でいることが1番かなと思っています。私自身が、すごく引っ張っていけるタイプでもないというか(笑)。

松村:キャストが多かったりしたら、俳優部で責任を持つみたいなのはあるのかもしれないですね。

今田:でも、きっと、現場でずっとスタッフさんと1番一緒にいるのが主演かもしれないですし、現場の空気感はきっとその人(主演)で変わってくる気はしています。意識しているというか、先輩方を見てもそういうふうに思ったことはあります。

松村:ちょっと、ちゃんとします(笑)。

映画『白鳥とコウモリ』に出演する今田美桜 撮影:山﨑美蔓(C)ORICON NewS inc.

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――初共演と聞いたとき、お互いにどんなイメージを持っていましたか。

松村:僕は割とシャキッとしてるイメージがあった。勝手に仕事人っぽいイメージがありました。

今田:仕事人……。

松村:勝手にですよ?

今田:でもうれしいです(笑)。松村さんは、もっとクールな、あまりしゃべらない方かなと思ったのですが、全然違いました。テレビで拝見するまんまなんだなと思って、それはびっくりでしたね。知識も豊富で、すごくおしゃべりも上手。そしてすごくよく笑う方なんだなと。それは意外でしたね。

――知識面で教えてもらったことや、詳しいなと感じたことはありましたか。

今田:隅田川の撮影でなんかしゃべったんですけど……なんだっけなぁ。

松村:身にならない情報がいっぱいあったみたいです(笑)。

今田:ちょっと忘れちゃいました。

松村:やたら薬膳の効能を覚えてるとか、そういう感じですよね。

今田:そうそう(笑)。

――松村さんは今田さんの印象に変化はありましたか?

松村:割と勝手にチャキチャキしてると思ったから、同じシーンのときは、ある意味注意深く、ペースを合わせようって勝手に思っていたんです。でも、どちらかといえば穏やかで、なんか“のっそり”した方。

今田:“のっそり”はいい意味ですか?(笑)

松村:穏やかというか……。マイペースとはまた違う感じです。呼ばれたらファーッって行くけど、それがチャキチャキしてるわけじゃない。そういうときは、のっそりではないですね。

――おっとりとは違う?

松村:おっとり……。

今田:そんな難しい部類にいるんですか(笑)。

松村:大変、人当たりのいい方だなと。できた方だなと思って、尊敬の眼差しで現場は過ごさせていただきました。

――松村さんは、今田さんのお芝居を見て、影響されたことや、すごいと思ったことはありましたか?

松村:毎シーンいろんなことを感じてましたけど、特に自分が苦手とすることを、ひょいっとやってのけてしまったという意味で1番強烈だったのは、監督との会話の中で、割と今田さんの中にあったものとは違う解釈になったときに、次のテイクでドンピシャでそこに当ててくる。まずは理解力がすごいですよね。僕もなんとなく近くでそれを聞いていて、「どういうことなんだろう」と若干つかみ切れていないことも、「そういうことだったのか」と本番で今田さんのお芝居を見て理解することがたくさんありました。理解力と、出力までの速さと的確さには、とても刺激を受けました(笑)。

今田:でも、うれしいです。

――現場では岸さんと話し合っていたそうですが、印象的な会話はありましたか。

松村:でも、話しているときは毎回必ず演出の話かというと、そうでもなくて。スッ〜と寄ってきて、「いいシーンですよね。すごいいいシーン……」って、やる前に(笑)。そこから「昨日撮ったところ、見返したんですけど」と他愛のない話をしていることもすごくたくさんありましたよね。

今田:めちゃくちゃありました。最初から演出されるのではなく、1度任せてもらって、会話の中で生まれてくるものが多々あったので、それがすごく楽しかったです。

■松村北斗、父親役・三浦友和の“褒め方”に感動「めちゃくちゃかっこよかったんです」

映画『白鳥とコウモリ』に出演する松村北斗 撮影:山﨑美蔓(C)ORICON NewS inc.

映画『白鳥とコウモリ』に出演する松村北斗 撮影:山﨑美蔓(C)ORICON NewS inc.

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――撮影を通して三浦さんや吉田さんなど先輩俳優からの学び、勉強になったこと、あるいはアドバイスをもらったなどがあれば教えてください。

松村:三浦さんとは無言で立っているだけのシーンだったんですけど、ちょっと距離がある状態で待っていて。そこまではごあいさつした程度だったのですが、僕の出てる映画について「あれ、見たよ」と一言、うれしい言葉で褒めてくださって。僕が恐縮しているうちに「そういうことだから」と去っていかれて……。僕もああやって人を褒めたいなと思いました。めちゃくちゃかっこよかったんです。「すごく好きな映画で、君のここがこうだった、そういうことだから」って簡潔で。

――ちなみにどの作品だったのでしょうか。

松村:『夜明けのすべて』という映画です。「『夜明けのすべて』を見たんだけど」って褒めてくださって…。「そういうことだから」で、いろいろ受け取らなきゃいけないなと思いました。僕は誤解がないようにいっぱい言葉をつけちゃうタイプ。自分の伝えたいこと1個に絞って、ドンと伝えて、それ以外もいろいろあるけど「そういうことだから」みたいなふうに投げることができる度量のデカさというか。これは人としての話になっちゃいますね(笑)。

――今田さんはいかがですか?

今田:柄本(佑)さんとのシーンもあったのですが、最初が2人でカフェで対峙(たいじ)して話すシーンだったんです。初めましてで、私はちょっと緊張していて。でも、急に「いかにお茶を飲めるかチャレンジをしてる」って、ポロッとおっしゃったんです。警察の役なので、なかなか、お茶を飲むタイミングって難しいと思います。でも「絶対にお茶も飲むチャレンジをしてる」っておっしゃっていて、それがすごくホッとしたし、後々、プロデューサーさんに聞いたら、「東野さんが(柄本演じる)五代は絶対にお茶を飲むキャラクターなんだ」とおっしゃっていたそうで……。柄本さんが知ってらっしゃったのかは分からないんですけど…。だからこそ、すごい。その捉え方と、人を一瞬で和ませる力は学びです。いろんな部分に圧倒されました。

――常滑など地方でのロケがあったと思いますが、撮影以外で印象的だったエピソードはありますか。

松村:常滑の招き猫について話していたんですが、全然(今田さんの)熱量湧いてこないっていうか(笑)。ちっちゃい招き猫が欲しいって話をしましたよね。

今田:松村さんは、ずっと探してらっしゃいましたよね。

松村:でっかいのが欲しかったんですよ(笑)。

映画『白鳥とコウモリ』に出演する今田美桜 撮影:山﨑美蔓(C)ORICON NewS inc.

映画『白鳥とコウモリ』に出演する今田美桜 撮影:山﨑美蔓(C)ORICON NewS inc.

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――大きな招き猫は見つけられましたか。

松村:現場で、今田さんに「こういうときは、50センチくらいのやつを買いましょう。買ったほうがいいと思います。僕は見つけ次第買いますよ」って再三言ってて……。市長が来たときに「本当は大きいのが欲しいですよね」って。最終的に市長が事務所へ送ってくださいました。

今田:家にあるんですか?

松村:ちょっと困るくらい大きいんですよね(笑)

――どちらに置かれていますか?

松村:家に好きなものを飾る場所があるので、そこに飾っています。割とミニチュアみたいなものを置いていたので、世界観が変わっちゃいました。『インデペンデンス・デイ』みたいになった。

今田:しかもメンバーカラーなんですよね?

松村:そうそう、黒いでっかい招き猫が置いてあります。

――今田さんは購入されたんですか?

今田:ちっちゃいのをいただいちゃって、それは置いてあります(笑)。

公開:9 月 4 日(金)全国公開
映画『白鳥とコウモリ』
原作:東野圭吾 『白鳥とコウモリ』(幻冬舎文庫)
監督:岸善幸
脚本:向井康介
出演:松村北斗 今田美桜
柄本佑 / 前原滉 井之脇海 宇野祥平
松岡依都美 松尾諭 丸山智己 三浦誠己 斉藤陽一郎
原田琥之佑 のせりん 漆山拓実 五頭岳夫
中村芝翫(特別出演) 井川遥 吉田羊 風吹ジュン
三浦友和
主題歌:大森元貴「灰色」(ユニバーサル ミュージック / EMI Records)
配給:松竹
コピーライト:c2026「白鳥とコウモリ」製作委員会
公式 HP:movies.shochiku.co.jp/eiga-hakuchotokomori
公式 X:x.com/hakuchotokomori
公式 Instagram:https://www.instagram.com/hakuchotokomori/
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