原作・藤本タツキ、監督・脚本・編集・是枝裕和による映画『ルックバック』(9月11日公開)が、イタリアで現地時間9月2日〜12日に開催される「第83回ベネチア国際映画祭」のコンペティション部門に正式出品されることが決定した。最高賞・金獅子賞を競う部門への選出となる。
原作は、2021年に「少年ジャンプ+」で公開され、大きな反響を呼んだ同名漫画。『このマンガがすごい!2022』オトコ編第1位を獲得し、2024年には劇場アニメ化され、「第48回日本アカデミー賞」最優秀アニメーション作品賞を受賞した。藤本作品としては初の実写映画化となる。
監督・脚本・編集を務めるのは、『万引き家族』で「第71回カンヌ国際映画祭」の最高賞にあたるパルム・ドールを受賞した是枝監督。偶然立ち寄った書店で原作に出会い、その物語と創作者としての覚悟に心を動かされたことが映画化のきっかけになったという。
ベネチア国際映画祭は、ベルリン、カンヌと並ぶ世界三大映画祭の一つ。是枝監督にとっては、『幻の光』(1995年)、『三度目の殺人』(2017年)、『真実』(2019年)に続く4度目のコンペティション部門選出で、7年ぶりのベネチア参加となる。
出品決定を受け、是枝監督は「31年前、僕のデビュー作を上映してくれたベネチア国際映画祭で、この作品を再びお披露目できることに特別な感慨を抱いている」と喜びを語った。
会期中には、是枝監督に加え、ダブル主演を務める出口夏希、蒔田彩珠も現地入りする予定。2人は同映画祭初参加となる。
本作はすでに台湾、香港、韓国での公開が決定しているほか、北米配給会社GKIDSとの契約により、アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランドでの公開も予定されており、今回の正式出品でさらなる世界展開にも期待が高まる。
また、出品決定を記念し、原作漫画『ルックバック』の無料公開キャンペーンを7月24日から31日まで「少年ジャンプ+」で実施することも発表された。
■監督・脚本・編集:是枝裕和のコメント
コロナ禍で「不要不急」にカテゴライズされた職業に従事していた人間は、自分が心血を注いできた対象への愛や時間を否定されたような気がしてしばし、立ち止まり、悩んだのではないか?自分のしてきたことはその程度のものなのか、と。まさに僕自身がそうだった。
そんな丸まった自分の背中を優しく抱いて背筋を伸ばし、もう一度前を向いて歩かせてくれたのが藤本タツキさんの『ルックバック』だった。
感謝しかない。なので直接お会いして「作っていただいてありがとうございました」とお伝えした。しかし、それはゴールではなくスタートだった。帰り道、自分は自分の仕事としてこの感謝を形にしようと覚悟した。
31年前、僕のデビュー作を上映してくれたベネチア国際映画祭でこの作品を再びお披露目できることに特別な感慨を抱いている。
■藤野役:出口夏希のコメント
ベネチア国際映画祭という特別な場所に、是枝監督と一緒に行けると聞いてすごく嬉しいですし、とてもワクワクしています。
『ルックバック』は、時間をかけて積み重ねてきた大切な作品なので、この作品に関わる方の思いも含めて日本だけではなく、様々な国の方に知ってもらえることや、観てくださるみなさんがどう感じていただけるか、すごく楽しみです。
■京本役:蒔田彩珠のコメント
いつか是枝監督と海外の映画祭に行くことが夢だったので、今回、『ルックバック』がベネチア国際映画祭コンペティション部門への出品が決まって、とてもうれしいです。
撮影している時から、この作品は絶対にたくさんの人の心を揺さぶるものになるはずだと思っていたので、より多くの方に見ていただけること、日本だけではなく、いろんな国の方の感想が聞けることが、今から楽しみです。
■企画・プロデューサー:小出大樹のコメント
先日、スタッフやキャスト、関係者のみなさんと一緒に、完成した作品を初めて観る、初号試写を迎えることができました。
試写後には、原作者である藤本タツキさんが是枝監督に興奮気味に撮影方法や演出に関して質問されて、是枝監督が照れながらもうれしそうに答えていたり、藤野役の幼少期を演じてもらった七瀬さんが初めてスクリーンで観る自分を少し恥ずかしかったといいながらも満足げな顔をしていたり、秋田県にかほ市の四季をこだわりぬいて撮影してきたカメラマンの上野さんとお互いを讃えてハグしたり、ロケーションで重要な道をみつけてくださった、にかほ市観光課の方がもう号泣しすぎてなにも話せなくなっていたり、と、そういう姿をあちらこちらで見ることが出来て、プロデューサーとしてはこれ以上に緊張しつつも、幸せな時間はないと思う瞬間でした。
そんな、みんなで力を尽くして作った『ルックバック』がお客さんに初めて観ていただけるワールドプレミア、世界初上映を、ベネチア国際映画祭で迎えられることは、幸運であり、光栄なことだと感じています。9月2日から始まるベネチア国際映画祭から間をおかずに、日本では9月11日に公開される今作を、日本のお客さんにも劇場で観てもらいたいです。
海外、日本を問わず、鑑賞後のお客さんからいただくリアクションや感想に接することもまた、プロデューサーとしてはこれ以上に緊張しつつも、幸せな時間になることはありません。作品を楽しみにしていただければと思います。
原作は、2021年に「少年ジャンプ+」で公開され、大きな反響を呼んだ同名漫画。『このマンガがすごい!2022』オトコ編第1位を獲得し、2024年には劇場アニメ化され、「第48回日本アカデミー賞」最優秀アニメーション作品賞を受賞した。藤本作品としては初の実写映画化となる。
監督・脚本・編集を務めるのは、『万引き家族』で「第71回カンヌ国際映画祭」の最高賞にあたるパルム・ドールを受賞した是枝監督。偶然立ち寄った書店で原作に出会い、その物語と創作者としての覚悟に心を動かされたことが映画化のきっかけになったという。
ベネチア国際映画祭は、ベルリン、カンヌと並ぶ世界三大映画祭の一つ。是枝監督にとっては、『幻の光』(1995年)、『三度目の殺人』(2017年)、『真実』(2019年)に続く4度目のコンペティション部門選出で、7年ぶりのベネチア参加となる。
出品決定を受け、是枝監督は「31年前、僕のデビュー作を上映してくれたベネチア国際映画祭で、この作品を再びお披露目できることに特別な感慨を抱いている」と喜びを語った。
会期中には、是枝監督に加え、ダブル主演を務める出口夏希、蒔田彩珠も現地入りする予定。2人は同映画祭初参加となる。
本作はすでに台湾、香港、韓国での公開が決定しているほか、北米配給会社GKIDSとの契約により、アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランドでの公開も予定されており、今回の正式出品でさらなる世界展開にも期待が高まる。
また、出品決定を記念し、原作漫画『ルックバック』の無料公開キャンペーンを7月24日から31日まで「少年ジャンプ+」で実施することも発表された。
コロナ禍で「不要不急」にカテゴライズされた職業に従事していた人間は、自分が心血を注いできた対象への愛や時間を否定されたような気がしてしばし、立ち止まり、悩んだのではないか?自分のしてきたことはその程度のものなのか、と。まさに僕自身がそうだった。
そんな丸まった自分の背中を優しく抱いて背筋を伸ばし、もう一度前を向いて歩かせてくれたのが藤本タツキさんの『ルックバック』だった。
感謝しかない。なので直接お会いして「作っていただいてありがとうございました」とお伝えした。しかし、それはゴールではなくスタートだった。帰り道、自分は自分の仕事としてこの感謝を形にしようと覚悟した。
31年前、僕のデビュー作を上映してくれたベネチア国際映画祭でこの作品を再びお披露目できることに特別な感慨を抱いている。
■藤野役:出口夏希のコメント
ベネチア国際映画祭という特別な場所に、是枝監督と一緒に行けると聞いてすごく嬉しいですし、とてもワクワクしています。
『ルックバック』は、時間をかけて積み重ねてきた大切な作品なので、この作品に関わる方の思いも含めて日本だけではなく、様々な国の方に知ってもらえることや、観てくださるみなさんがどう感じていただけるか、すごく楽しみです。
■京本役:蒔田彩珠のコメント
いつか是枝監督と海外の映画祭に行くことが夢だったので、今回、『ルックバック』がベネチア国際映画祭コンペティション部門への出品が決まって、とてもうれしいです。
撮影している時から、この作品は絶対にたくさんの人の心を揺さぶるものになるはずだと思っていたので、より多くの方に見ていただけること、日本だけではなく、いろんな国の方の感想が聞けることが、今から楽しみです。
■企画・プロデューサー:小出大樹のコメント
先日、スタッフやキャスト、関係者のみなさんと一緒に、完成した作品を初めて観る、初号試写を迎えることができました。
試写後には、原作者である藤本タツキさんが是枝監督に興奮気味に撮影方法や演出に関して質問されて、是枝監督が照れながらもうれしそうに答えていたり、藤野役の幼少期を演じてもらった七瀬さんが初めてスクリーンで観る自分を少し恥ずかしかったといいながらも満足げな顔をしていたり、秋田県にかほ市の四季をこだわりぬいて撮影してきたカメラマンの上野さんとお互いを讃えてハグしたり、ロケーションで重要な道をみつけてくださった、にかほ市観光課の方がもう号泣しすぎてなにも話せなくなっていたり、と、そういう姿をあちらこちらで見ることが出来て、プロデューサーとしてはこれ以上に緊張しつつも、幸せな時間はないと思う瞬間でした。
そんな、みんなで力を尽くして作った『ルックバック』がお客さんに初めて観ていただけるワールドプレミア、世界初上映を、ベネチア国際映画祭で迎えられることは、幸運であり、光栄なことだと感じています。9月2日から始まるベネチア国際映画祭から間をおかずに、日本では9月11日に公開される今作を、日本のお客さんにも劇場で観てもらいたいです。
海外、日本を問わず、鑑賞後のお客さんからいただくリアクションや感想に接することもまた、プロデューサーとしてはこれ以上に緊張しつつも、幸せな時間になることはありません。作品を楽しみにしていただければと思います。
2026/07/23