フランスで開催された「第79回カンヌ国際映画祭」で日本人として初の最優秀女優賞を受賞した岡本多緒が18日、都内で行われた『PEACE FOR ALL×難民映画基金ショートフィルム日本最速上映会』に特別ゲストとして登壇した。映画制作の原点の1つとなったというチベット難民の義母とのつながりや、難民問題への思いを語った。 俳優として国内外で活動する一方、映画監督としても作品制作に取り組んできた岡本。これまで社会的弱者やマイノリティをテーマにした作品を手掛けており、最近制作した『マイ・スウィート・パーラ』ではチベット系移民の家族を描いた。 作品制作の背景について「私の義母がチベット難民なんです」と切り出した岡本は、「私は夫や夫の家族、友人たちを通じて、チベット問題から人権問題、難民問題、社会情勢といったことを学んでいった経緯があります」と回想し、「チベット難民というと、今現在の緊急性としては少し低いのかなと思う部分もあります。しかし、難民の数はどんどん増え続けています」と指摘。長年続く問題を抱えながら移住し、その土地で次の世代が生まれ、移民の子どもとして生きていく人々に関心を寄せているとした。
2026/06/18