是枝裕和監督の新作『箱の中の羊』(公開中)は、“少し先の未来”を舞台に、亡き息子の姿をしたヒューマノイドを迎え入れた夫婦の変化を描く物語だ。「第79回カンヌ国際映画祭」コンペティション部門で公式上映され、9分間のスタンディングオベーションに包まれた本作。是枝監督はインタビューで、“親離れ”“子離れ”というテーマにたどり着いた経緯や、中国で目にした“生成AIで死者を蘇らせる”現実、そして「最後に残る人間らしさとは何か」という問いについて語った。――カンヌ出品が決まった際、「久しぶりのオリジナル脚本でもあり、この作品が何を描こうとして、どこに辿り着いたのか、まだ自分でもはっきり掴めていない」とコメントされていましたが、今は何か見えてきたものはありますか?
2026/06/07