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『豊臣兄弟!』要潤、本能寺へ続く“巨大な山”を示唆 光秀の苦悩と距離感

 俳優の仲野太賀が主演を務める、大河ドラマ『豊臣兄弟!』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)に出演中の明智光秀役・要潤がコメントを寄せた。

大河ドラマ『豊臣兄弟!』の場面カット(C)NHK

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【明智光秀について】
「豊臣兄弟!」で描かれる光秀は、どちらかといえば「陰」のキャラクターだと思います。何かあると「自分が悪かったのではないか」と考えてしまう人物で、自分の願望を語ることもほとんどありません。能動的に行動を起こすタイプには見えないですね。「本能寺の変」に至るまでの振り幅が非常に大きいキャラクターでもあると感じています。ただその中でも、公方様(足利義昭/尾上右近)のことは常に胸の内に抱えながら生きています。公方様をお守りするという思いを、光秀の大きな幹として大切にしながら演じています。

【第16回の比叡山焼き打ちシーンについて】
このシーンでは、自分が今にも崩れてしまいそうになるのを、必死で支えているような感覚がありました。信長(小栗旬)に命じられ、女子どもまで斬らなければならない。でも、本当はこんなことをやりたくないという気持ちだけは、絶対に捨てずに演じようと思っていました。藤吉郎(池松壮亮)に「こうするしかないのじゃ。こうするしか」と自分の本心をはき出しますが、そうすることでどうにか自分を保っていたのだと思います。

第16回は、本能寺の変につながる一つの大きな山場でした。ただ、そこまでの道のりはまだ長く、これからもう一つ、二つと山が積み重なっていきます。そして、本能寺に至る時には、それが富士山よりも大きな山となり、最終的にそれをドンと壊すことになるのだと思います。

【信長との距離感について】
信長の命令には絶対に従うという家臣団の中で、光秀はまだ答えが出ていない状態にいます。集団の中では少し浮いた存在なので、音楽で例えるなら、あえて周りと同じ音にははまらないようにしています。はっきりしない、あいまいな部分を奏でるようにしたいなと。だから、勝どきをあげるときなど、みんなで「おお!」と殿に応える場面でも、あまり大きな声で叫ばないようにしています。

信長を演じる小栗さんとは、今回が初めての共演です。信長を本当に深く考えていらっしゃって、一俳優としてとても尊敬しています。ただ、本能寺の変が控えていることもあって、やはりどこかお互いに意識してしまいますね。今作の撮影が終わるまでは、少し壁を作っているように思います(笑)。撮影で、細かなところでのゆるみは絶対に出したくないですし、その点は小栗さんも意識されていると思います。

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  • 大河ドラマ『豊臣兄弟!』の場面カット(C)NHK
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