ドラマ&映画 カテゴリ
オリコンニュース

北村匠海「僕の声を聞くのは初めてかも」ベルリンでジョーク、会場沸く 映画『しびれ』9月25日公開決定

 俳優の北村匠海主演、内山拓也監督の映画『しびれ』が、ドイツで開催中の「第76回ベルリン国際映画祭」パノラマ部門に正式出品され、現地時間15日に公式上映が行われた。満席となった会場ではエンドロール後、大きな拍手が沸き起こった。

映画『しびれ』で「第76回ベルリン国際映画祭」に参加した北村匠海、内山拓也監督=映画祭公式上映前のフォトコール

映画『しびれ』で「第76回ベルリン国際映画祭」に参加した北村匠海、内山拓也監督=映画祭公式上映前のフォトコール

写真ページを見る

【画像】DIORを着用して臨んだ公式行事の写真やオフショット


 本作は、『佐々木、イン、マイマイン』(2020年)や『若き見知らぬ者たち』(24年)で注目を集めた内山監督が、自身の故郷・新潟を舞台に、居場所とアイデンティティを模索する少年の20年間を描いた自伝的作品。10年以上の構想を経て完成したオリジナル脚本で、孤独な少年が大きな愛を知るまでの軌跡を繊細に描く。

 今回、北村と内山監督が現地入り。同映画祭初参加の北村は上映前の取材で、「初参加となった作品が、この『しびれ』という映画で良かった。僕ら演者は映画祭を目指して演技をするわけではないですが、みんなでものすごい愛情を注いで作った映画が、国内だけではなく、国外で評価していただいたこと、そして撮影の時も貴重な時間を過ごしましたが、その時間がさらに広がっているのがうれしい」と感慨深げに語った。

 さらに、「ベルリンの街全体が文化を愛している印象。そんな中で行われている映画祭なので、僕らが愛した映画を僕ら以上に愛してくれているんじゃないかと感じています」と、映画祭の空気に感銘を受けた様子を明かした。

 ベルリンでのお披露目を前に、「愛というものは世界共通。世の中には、(主人公の)大地のように傷ついたりしないと誰かを愛せない、真正面から人と向き合えない人生を歩んできた人もいるかもしれない。この映画を通して、大地を目撃していただいて、自分の中に芽生えている愛とは何か、人生とは何かを少しでも感じてもらえる、ドキュメンタリー性をはらんだ映画になっていると思う」と期待を寄せていた。

「第76回ベルリン国際映画祭」メイン会場 Berlinale Palast前で内山拓也監督、北村匠海

「第76回ベルリン国際映画祭」メイン会場 Berlinale Palast前で内山拓也監督、北村匠海

写真ページを見る

 公式上映前のフォトコールでは、北村が現地のファンのサインにも応じるひと幕も。上映後のQ&Aでは、幼少期の経験から言葉を発することができない主人公・大地の青年期を演じた北村が、「みなさん、僕の声を聞くのは初めてかと思いますが」とユーモアを交えてあいさつし、会場は笑いと拍手に包まれた。

 北村は、「僕はこの映画にある膨大な余白が、日本映画の良さだと思っています。大地は声を出さない、見ることしかできないという役柄で、僕にとってはその余白をどう泳ぐかが課題でした。何を感じ、何を手に取って、どこを歩くのか、日々撮影するなかで監督と一緒につかんでいった感覚があります」と役への向き合い方を振り返った。

 本作では、北村、榎本司、加藤庵次、あき本陽月の4人が、演技のバトンをつないで、大地の20年間を表現しており、「大地は僕1人で成り立つキャラクターではありませんでした。ほかの3人とはスケジュールの都合で会えなかったのですが、僕が撮影現場に入ったその日に、撮影クルー全員がそれまで見てきた大地のことを愛おしそうに話していて……。これだけ全員が大地を見守ってきて、支えてきて、歩いてきた現場だったからこそ、彼らがどんな演技をしていたかを話さずとも、僕には3人の歩んできた時間がわかった」と、語った。

映画『しびれ』で「第76回ベルリン国際映画祭」に参加した北村匠海=映画祭公式上映前のフォトコール

映画『しびれ』で「第76回ベルリン国際映画祭」に参加した北村匠海=映画祭公式上映前のフォトコール

写真ページを見る

 内山監督は演出で最も意識したのは“リアリズムとは何か?”ということだったと明かし、「生きている現実と映画のリアルというものは必ずしもイコールではありません。(大地が)さまざまな経験をしていくというリアリティをどう積み上げていくかという部分で、僕は“感情”ではなくて“感覚”を大事にしました。それが今回のタイトル『しびれ』(NUMB)にもつながっています」と説明。「走る」「ものを取る」といった動きを俳優と共に動作を繰り返しリハーサルすることでリアリティを追求した制作過程を明かしていた。

「第76回ベルリン国際映画祭」映画『しびれ』公式上映後に登壇した内山拓也監督、北村匠海

「第76回ベルリン国際映画祭」映画『しびれ』公式上映後に登壇した内山拓也監督、北村匠海

写真ページを見る

 本作の公開日が、9月25日に決定。TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国で公開される。

>このニュースの流れをチェック

  1. 1. 北村匠海主演×内山拓也監督、 映画『しびれ』「東京フィルメックス」コンペ選出【コメントあり】
  2. 2. 北村匠海主演、内山拓也監督『しびれ』2026年劇場公開決定 映画祭用ポスタービジュアル公開
  3. 3. 北村匠海×宮沢りえ『しびれ』ベルリン国際映画祭掲出の新ポスタービジュアル パノラマ部門に正式出品
  4. 4. 北村匠海「僕の声を聞くのは初めてかも」ベルリンでジョーク、会場沸く 映画『しびれ』9月25日公開決定
  5. 5. 北村匠海×宮沢りえ、新潟の海に寄り添う姿 映画『しびれ』新ビジュアル&特報映像解禁
  6. 6. 内山拓也監督、台北映画祭で特集上映 細川岳・藤原季節・磯村勇斗・北村匠海ら主演俳優たちがコメント

▼ その他の流れをもっと見る

オリコンニュースを優先ソースに追加してGoogle検索に頻繁に表示させよう

関連写真

  • 映画『しびれ』で「第76回ベルリン国際映画祭」に参加した北村匠海、内山拓也監督=映画祭公式上映前のフォトコール
  • 映画『しびれ』で「第76回ベルリン国際映画祭」に参加した北村匠海、内山拓也監督=映画祭公式上映前のフォトコール
  • 「第76回ベルリン国際映画祭」に参加した映画『しびれ』チーム=映画祭公式上映前のフォトコール
  • 映画『しびれ』で「第76回ベルリン国際映画祭」に参加した北村匠海=映画祭公式上映前のフォトコール
  • 映画『しびれ』で「第76回ベルリン国際映画祭」に参加した北村匠海=映画祭公式上映前のフォトコール
  • 映画『しびれ』で「第76回ベルリン国際映画祭」に参加した北村匠海=映画祭公式上映前のフォトコール
  • 映画『しびれ』で「第76回ベルリン国際映画祭」に参加した北村匠海=映画祭公式上映前のフォトコール
  • 「第76回ベルリン国際映画祭」メイン会場 Berlinale Palast前で内山拓也監督、北村匠海
  • 「第76回ベルリン国際映画祭」メイン会場 Berlinale Palast前で北村匠海、内山拓也監督
  • 「第76回ベルリン国際映画祭」メイン会場 Berlinale Palast前で内山拓也監督、北村匠海
  • 「第76回ベルリン国際映画祭」映画『しびれ』公式上映後に登壇した内山拓也監督、北村匠海
  • 「第76回ベルリン国際映画祭」映画『しびれ』公式上映後に登壇した内山拓也監督(中央)、北村匠海(右)
  • 「第76回ベルリン国際映画祭」映画『しびれ』公式上映時の様子
  • 「第76回ベルリン国際映画祭」映画『しびれ』公式上映会場の様子

求人特集

求人検索

  • オリコンニュースを優先ソースに追加してGoogle検索に頻繁に表示させよう

メニューを閉じる

 を検索