アメリカによって人類史上初めての原子爆弾が広島に投下されてから80年――。不朽の反戦漫画『はだしのゲン』の〈誕生〉から〈現在〉までを見つめ直すドキュメンタリー映画『はだしのゲンはまだ怒っている』が、11月より東京・ポレポレ東中野、広島・サロンシネマほかにて順次劇場公開されることが決定した(配給:アギィ)。 『はだしのゲン』は、原爆で家族を失い、貧困や偏見の中でも力強く生き抜こうとする少年・ゲンの姿を描いた漫画。主人公ゲンのモデルは、6歳で被爆した作者・中沢啓治氏自身である。1973年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まってから半世紀、これまでに多くの言語で翻訳・出版され、世界中で読み継がれてきた。
2025/08/06