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細田守監督『果てしなきスカーレット』新たなる挑戦、テーマは「復讐」 11・12公開決定

 スタジオ地図・細田守監督が前作『竜とそばかすの姫』(2021年)から4年を経て送り出す新作『果てしなきスカーレット』の公開日が11月21日に決定。さらに、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントによる全世界配給(日本を除く)も発表され、アメリカでは12月12日より劇場公開されることが明らかになった。本作のテーマは「復讐」。衝撃のストーリー、ティザービジュアル、特報映像も解禁。新たな細田ワールドが、いま世界へと羽ばたく。

アニメーション映画『果てしなきスカーレット』11月21日公開決定(C)2025 スタジオ地図

アニメーション映画『果てしなきスカーレット』11月21日公開決定(C)2025 スタジオ地図

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 『時をかける少女』(2006年)、『サマーウォーズ』(09年)、『おおかみこどもの雨と雪』(12年)、『バケモノの子』(15年)、『未来のミライ』(18年)、『竜とそばかすの姫』(21年)――日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を幾度となく受賞。『未来のミライ』ではアニー賞受賞、米国アカデミー賞長編アニメーション部門ノミネート。『竜とそばかすの姫』では、カンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクション「カンヌ・プルミエール」部門に正式招待されるなど、国内外で確固たる地位を築いてきた細田監督。

 昨年12月の製作発表会見で解禁された本作のスーパーティザービジュアルには、剣を腰に差した女性が力強い眼差しで遠方を見据える姿が描かれ、これまでの作品とは一線を画す世界観を予感させた。細田監督は会見で、「『竜とそばかすの姫』での“U”の世界で手ごたえを感じ、本作ではまったく新しいルックでアニメーションの可能性を広げたいと思った」と本作にかける並々ならぬ思いを語っていた。

 新たに公開されたティザービジュアルでは、本作の主人公である王女・スカーレットが、純白のドレスを血に染め、剣を手に大量の死体の上からこちらを鋭く見据える姿が描かれる。「生きるべきか。」というキャッチコピーは、スカーレットの心の内の葛藤なのか、それとも、わたしたち観客への問いかけなのか――。

 細田作品を象徴する、主人公と“青空”や“入道雲”が描かれた、見る人の心を明るくするビジュアルからは一変。鬼気迫るスカーレットの表情が印象に残る、狂気をはらんだ衝撃ビジュアルとなっている。

 本作のストーリーも明らかに。スカーレットは、とある国の国王である父を殺された王女。しかし、その復讐に失敗したスカーレットが目を覚ますとそこは“死者の国”だった――。狂気にあふれたこの“死者の国”では、宿敵に復讐を果たし、“見果てぬ場所”にたどりつかなければ〈虚無〉となり存在が消えてしまうと言う。スカーレットは〈虚無〉とならずに、宿敵に復讐を果たすことができるのか。果てしなき復讐への旅路が始まる──。

 「人は何のために生きるのかを問う、骨太な力強い映画を目指したい。今、この“生きる”という大きなテーマを、観客と一緒に考えたい」――そんな、細田監督の想いから始まった本作。

 制作の背景には、2021年のコロナ禍、そして2022年以降、世界各地で起こった戦争や不穏な社会情勢がある。「世界はコロナというウイルスに対し一致団結していたように思っていました。ところが、それが終わりかけたタイミングに世界のあちこちで戦争が起こり、世の中がカチッと悪い方向に変わった感覚がありました。平和ではない世の中をどうやって生きていくべきなのか、ということの答えを、世界中の人が求めている。今作品を作るなら、そういうみんなの切実な気持ちに対し、向き合って映画を作るべきじゃないか、というところから『果てしなきスカーレット』という作品を発想したんです」と、本作を製作するきっかけについて話している。

 細田監督は「世界で起こっている出来事を見ると、深い遺恨や復讐心が次々と生まれてしまう状況だと感じています。“復讐”すれば“報復”がある。どこかでそのループから抜け出さないといけないけれど、簡単に抜け出せるような甘いものではない。映画の中で“復讐”せざるを得ない状況に主人公が追い詰められたら、どのような行動をとるべきなのか?課題を突き付けられた気がしました。それで“復讐の物語”を作ろうと思ったんです」と、今作のテーマを“復讐”とした理由を明かしている。

 本編映像の初解禁となる特報は、“死者の国”と呼ばれる砂漠の世界、荘厳な城、密集する群衆、火山や雷、そして竜の姿――繊細な筆致で描かれた圧倒的な映像美に加え、剣を抜いて戦う鬼気迫る表情のスカーレットの姿も映し出される。わずか30秒ながら本編への期待が高まるシーンが満載だ。

 さらに、「ここは…?」と目線の先にいる人影に問いかけるスカーレットの声も初披露された。問いかけた相手は誰なのか?スカーレットの声を担当するキャストにも、注目が集まる。

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