日本映画の独立プロ57社によって組織される日本映画製作者協会に所属する現役プロデューサーが、その年度で最も優れた新人監督を選ぶ「第29回新藤兼人賞」の各賞受賞者が発表された。2024年度は、215作品が選考対象となり、最終選考監督12人(12作品)の中から、金賞は山中瑶子(やまなか・ようこ)監督(『ナミビアの砂漠』)、銀賞は安田淳一(やすだ・じゅんいち)監督(『侍タイムスリッパー』)がそれぞれ受賞した。 山中監督は、世の中や人生に退屈し、やり場のない感情を抱えながら生きる21歳の主人公・カナを俳優の河合優実が演じた青春物語『ナミビアの砂漠』で、5月の「第77回カンヌ国際映画祭」国際映画批評家連盟賞を女性監督として最年少で受賞。
2024/11/26