セガの世界的人気を誇るゲームシリーズを映画化した『ソニック・ザ・ムービー』、2作目『ソニック・ザ・ムービー／ソニック VS ナックルズ』に続く新作実写オリジナルドラマシリーズ『ナックルズ』が、動画配信サービス「Paramount+」で独占配信されることが発表された。開始時期は初夏を予定。

　映画『ソニック』シリーズは、2作あわせて世界興収7億ドル超えを突破するヒットととなり、映画3作目の公開も控えている中、『ナックルズ』は、『ソニック・ザ・ムービー／ソニック VS ナックルズ』でソニックの仲間となったナックルズを主人公に、映画2作目と３作目の間に起こる出来事を、映画のクオリティはそのままにアクションとユーモア満載の全6話のドラマシリーズとして描く。

　青いソニックとは対照的に赤が印象的なハリモグラのナックルズは、前作でソニックのライバルとして登場。最初は敵対する存在だったが、最後はソニックと共に宇宙平和を守る仲間となった。本作では最強の戦士ナックルズが、前作にも登場したソニックの親友トムの同僚ウェイド・ウィップルを弟子にすることから物語が始まる。ウェイドを戦士として訓練していくうちに、ナックルズ自身も本当の自分を見つけていく、というストーリー。

　ナックルズの声優は前作に続き、「マイティ・ソー」シリーズや『ワイルド・スピード／スーパーコンボ』、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』などに出演するハリウッド俳優イドリス・エルバが続投。ナックルズの弟子となるウェイド・ウィップルも映画『目指せ！スーパースター』などで知られる俳優兼コメディアンのアダム・パリーが再び演じる。さらに、エディ・パターソン、ジュリアン・バラット、キッド・カディ、エリー・テイラー、ロリー・マッキャン、ティカ・サンプターら各方面で活躍する俳優陣が出演する。

　監督・製作総指揮は、アニメーション映画『かいじゅうたちのいるところ』に携わった経験があり、映画『Gopher Broke』でアカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートしたジェフ・フォウラーが前2作に続いて担当。製作には、「ワイルド・スピード」シリーズを手掛けるニール・H・モリッツ、トビー・アッシャー、ジョン・ウィッティントン、中原徹など、前作の主要なクリエイティブチームに加え、ナックルズを演じるイドリス・エルバも参加。シリーズの監督はゲッド・ライト、ブランドン・トロスト、ヨーマ・タコンヌ、キャロル・バンカーが務める。

　近年、映画業界では『名探偵ピカチュウ』や『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』など、ゲームの映画化が世界的に大ヒット。“ソニック・ザ・ヘッジホッグのシネマティックワールド”の展開も加速しそうだ。

　「Paramount+」は、2021年に米国でサービスが開始され、世界の45以上の国・地域で展開するストリーミングサービス。日本ではWOWOWとJ:COMと提携し、「WOWOWオンデマンド」と「J:COM STREAM」で利用可能となっている。