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電動キックボード「LUUP」が訪問介護の“足”に、移動効率の向上&コスト削減の一助に

 電動キックボードや電動アシスト自転車のシェアサービスを展開する株式会社Luupは、京都の訪問介護事業者である「訪問介護まごのて一条」、「よりどころ訪問介護事業所」と連携し、電動キックボードや電動アシスト自転車を活用した訪問介護の効率化のための取り組みを開始する。

Luupが訪問介護事業と連携(写真左より、訪問介護まごのて一条・北川美江氏、株式会社Luup・岡井大輝氏、よりどころ訪問介護事業所・岡本圭太氏)

Luupが訪問介護事業と連携(写真左より、訪問介護まごのて一条・北川美江氏、株式会社Luup・岡井大輝氏、よりどころ訪問介護事業所・岡本圭太氏)

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 同社では、“街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる”をミッションに、電動アシスト自転車や電動キックボードのシェアリングサービス「LUUP」を提供。京都では、2021年11月26日より電動アシスト自転車のシェアリングサービスの提供をスタート、翌年3月24日より電動キックボードを同サービス内に導入した。LUUP利用の発着場所である「ポート」は京都市内にすでに700カ所以上に設置されており、生活者の通勤・通学はもちろん、観光客の移動手段としても活用されている。

 今回、京都で訪問介護事業を展開する2社と連携することで、LUUPを通常より安価で利用できるプランを提供し、訪問時の移動手段として活用できるようになる。加えて、介護支援先付近に駐輪場や駐車場がない、移動時間の長さから介護サービスを提供できる時間が圧迫されるなどの課題も解消できるという。

 「訪問介護まごのて一条」の北川美江氏は導入について、「移動手段としての有用性」が一番大きかったと語る。これまで訪問介護者にとって、バイクや車などの移動手段では免許や渋滞、駐車代金の問題があり、自転車では業務の特性上荷物が多く、身体的に疲労が溜まりやすいという問題があったという。

 また、「移動支援」という、支援の始点(主に家)と終点(主に学校や病院)が異なる場合もあり、時間のロスの大きさから依頼を受けられないことも。これがLUUPがあることで効率よく回ることができ、「必要な人に必要な支援が届けられる一助になる」と北川氏。

 そして、「よりどころ訪問介護事業所」の岡本圭太氏も、「LUUPの導入が、介護業界、特に訪問介護の人手不足にも一役を担うのでは」と、期待を寄せる。
「LUUPがきっかけとなり、『私の家の近くにあるから訪問介護に挑戦してみよう』、『介護の資格を持っているが生かせてなかった、もう一度訪問介護の現場に出てみよう』と考える方々が増え、訪問介護業界の抱えている課題の解決の糸口になるのではと期待しています」

 創業当初から、数十年後の日本の課題解決に繋がるインフラをつくりたいという想いを掲げており、LUUPを利用し介護士やその資格を持つ人へのサポートを行うCtoC事業を構想していたという株式会社Luupの代表・岡井大輝氏。

 今回の取り組みに関して、「介護というこれからの日本にとって必要不可欠なサービスを提供している事業者様と連携できることについて、とても嬉しく思っています。可能性を見出していただけたことは感慨深く、また身が引き締まる思いです」と語る。

 京都市内のポート数・車両数を増やす必要性を感じつつも、「今後も、街じゅうの移動がより便利になり、訪問介護を含めた方々の事業がより普及できるよう、事業を推進してまいります」とさらなる展望を語った。

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