• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
  • ホーム
  • ライフ
  • 車の“前”が開閉して乗降?「おそらく国内にはない」超希少車を探し求めたオーナーの一途な“BMW愛”
オリコンニュース

車の“前”が開閉して乗降?「おそらく国内にはない」超希少車を探し求めたオーナーの一途な“BMW愛”

 2月17日、18日にパシフィコ横浜で開催された日本最大級のクラシックモーターショー『第15回Nostalgic 2days 2024』(ノスタルジック2デイズ)。同展の目玉企画として人気を集めているのが、一般公募のなかから厳選された『選ばれし10台』。そのなかでも、ひときわ異彩を放っていたのが、真っ赤なボディと白のルーフが印象的な1959年式『BMW 600』。1950年代後半に“イセッタ”の愛称でも親しまれた名車だ。

1959年式『BMW 600』 (C)oricon ME inc.

1959年式『BMW 600』 (C)oricon ME inc.

写真ページを見る

「“イセッタ600”なんて親しまれているけど、正確に言うと『イセッタ』は250、300のことを指すので、『BMW 600』が正式名称なんです」

 そう話すのはこの車のオーナーで神奈川県在住の入佐さん。もともと仕事で付き合いのあったBMWから中古車を購入したところから、この車へ続く物語は始まった。

「最初にBMWに乗ってからハマってしまいまして、535、525、525限定、116、320、320ツーリング、M3と乗り継いできました。BMWをすっかり気に入って、いろいろ調べてみると過去にこんなにかわいい車を作っていたことを知りまして。どうしても欲しいと思ったんです」

 ところが、懇意にしているディーラーに聞いたところ「おそらく国内にはないだろう」とさじを投げるほどの希少車。それでも諦めずに探したところ、たまたま葉山に1台あることを知り、すぐに訪ねた。

「レストアベースということだったので、ボロボロの状態だったのですが、手に入れました。ただ、当時はネットワークもないなかで、どうレストアしていいかわからず、なかば諦めかけていました」

 そんなとき、今度は岩手で売りが出たことを知った。

「翌朝の新幹線で岩手に飛んで、熱意を伝えてなんとか手に入れることができました。最初に手に入れた方を部品取り車にして、なんとか維持しています。ヨーロッパの方に部品を問い合わせてみると、モールとかは難しいんだけど、消耗品は結構出てくるんですよ。向こうは古い車を大事にしてくれる。日本は古い車に冷たいですね。税金も高いし。古い車を長く乗るほうがエコだと思うんですけどね(笑)」

 そんな名車ゆえに、さまざまな旧車系のイベントに引っ張りだこ。自身も積載車を所有し、日本全国を巡っている。

「こういう旧車のイベントって、お父さんが好きなケースが多いんですよね。奥さんや子どもは興味がないから、しょうがなく付き合っている。でもこの車は、形も色もかわいいから、性別も年齢も国籍も関係なく、たくさんの人が集まってくれる。みんなに喜んでもらえる楽しい車ですね」

 実際、取材の前後には外国人の親子や、家族連れがこの車を見学。車の前が開いて乗り降りすることに驚きながら、興味深くじっくりと何枚も写真を撮っていた。

「“前が開く”なんて信じられませんよね(笑)。でもこの変わったところがかわいいんです」

 「現在、全国に20台もないと言われています」というこの『BMW 600』をきっかけに、“バブルカー”(=小さな車体に対し、大きなキャビンがバブルのようなことから呼ばれるようになった呼称)にハマったという入佐さん。これ以外にも、『メッサーシュミット KR200』(1959年式)、『ツェンダップ・ヤヌス』(1957年式)を所有し、今後も大事に乗っていきたいという。

「家が藤沢で、江の島も近いものですから、海風による『サビ』を警戒しながら保管しています。これからも大事に乗っていきたいと思います」

求人特集

求人検索

 を検索