昨年10月期にMBS／TBSドラマイズム枠で放送されたドラマの完結編となる『映画 マイホームヒーロー』の公開（3月8日）を前に、キャストのインタビュー動画が3週連続で公開されることになった（以降、木曜午前7時に更新）。第1弾は、主演の佐々木蔵之介と、齋藤飛鳥、木村多江の“鳥栖ファミリー”が登場。タイトルにちなんだ「ヒーロー」トークが見どころだ。

　本作は、2017年より「ヤングマガジン」（講談社）にて連載中の同名漫画（原作：山川直輝、作画：朝基まさし）が原作。どこにでもいる普通の父親・鳥栖哲雄（佐々木）が、一人娘の零花（齋藤飛鳥）に暴力、そしてさらなる危害を加えようとする、半グレ犯罪組織の彼氏・麻取延人（内藤秀一郎）を殺害してしまったことから始まる”ノンストップ・ファミリー・サスペンス”。

　哲雄は妻の歌仙（木村）とともに家族を守るため、遺体の処理、半グレ犯罪組織との命を懸けた騙し合い、大ピンチの連続を幾度も切り抜け、平穏な日常を取り戻したかにみえたが…。

　ドラマから7年後が舞台となる『映画 マイホームヒーロー』では、鳥栖家に息子の明（石塚錬）が生まれ、零花は大学生から刑事になっているという家族の中にも大きな変化がある中で、土砂崩れによって哲雄が埋めた死体が発見され、いきなり大ピンチを迎えるところから物語は再開する。

　公開された動画では、撮影中の雰囲気について、佐々木は「ドラマで零花と一緒にいるシーンはほっこりしてましたが、映画ではヒヤヒヤしてました…」とドラマとは違う、刑事となった愛娘の零花からも疑いの目を向けられるという究極のピンチのすさまじさを感じさせる映画の魅力を語っている。

　家族を演じる中で7年という年月の経過について意識したことについて、佐々木は「片時もほっとする日はなかったですね。人を殺めた一方で、明という守るべき新たな命を授かった、そして娘が警察官になった、この現実をしっかり受け止めた上で、”家族を守ろう”という思い、ただそれだけを礎に演じようと思っていました」。

　齋藤は「零花の一本芯の通ったところや、家族への愛情はずっと何年も変わっていないので、変わらない部分を意識することが多かったです」。木村は「哲雄さんが苦しんでいる、でも零花ちゃんに知られるわけにはいかない、その狭間のどうしたら良いかわからない気持ちを抱える中で、一番不安定なのが哲雄さんなので、危うい方向にいかないように“この人を守らなきゃ！”とドラマの時よりもさらに優しく、強い気持ちでいたいと思っていました」と“家族への想い”を語っている。

　さらに印象的なシーンとして、「7年前に彼氏を殺したのは、父かもしれない…」と哲雄へ疑いの目を向ける零花が歌仙へ電話をするシーンを挙げた齋藤は、「聞こえてくる多江さんが演じる歌仙さんのリアルなお声でちゃんと感情が出せました」と手ごたえを明らかにしている。完成した作品を観た木村も「すごく泣いちゃいました」と絶賛。そして、佐々木は「これはお父さんが理想としていた家族の形ではなかったな…」と意味ありげにつぶやいた。

　再び始まる半グレ犯罪組織との命を懸けた攻防。哲雄は愛する家族を守ることは出来るのか!?哲雄の罪が明らかになり、家族の絆は壊れてしまうのか!?大ピンチの連続の中で描かれる家族の絆に注目だ。

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