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『逃げ恥』脚本家・野木亜紀子氏「クリエイター個人が、会社同士の原作ビジネスの犠牲になっている」 ドラマ化めぐる動向に見解

 脚本家の野木亜紀子氏(50)が5日、自身のX(旧ツイッター)を更新。日本テレビ系連続ドラマ『セクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子さんの訃報をめぐる動向について、見解をつづった。

脚本家・野木亜紀子氏がXでコメント (C)ORICON NewS inc.

脚本家・野木亜紀子氏がXでコメント (C)ORICON NewS inc.

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 原作漫画家とドラマ化を手掛けたテレビ局、脚本家、出版社について、SNSではさまざまな意見が飛び交っている。その中で「日テレ、小学館、脚本家…正式な謝罪が未だになされない現実を鑑みると、恣意的な"いじめ"ともとれませんか?」という投稿に対して野木氏は「いじめなんていう話ではなく、クリエイター個人が、会社同士の原作ビジネスの犠牲になっているという話ではないでしょうか」とコメント。続けて「海猿の佐藤先生のお話も、そういうことだと感じます」と加えた。

 『海猿』については、原作を手掛けた漫画家の佐藤秀峰氏が2日に自身のnoteで映像化にまつわるトラブルの経緯を明かしている。

 さらに別のSNSでの意見で「社会に与えた影響は大きいのに当事者である大企業の責任が果たせていない」という内容に対して、野木氏は「そうなんです。両者の発言に齟齬があり、なぜそうなったのか。どちらも大企業で、原作ビジネスで散々金儲けしておきながら、問題が起きたら個々のクリエイターに責任ぶん投げて終わりなんて、そんなことある?」と訴え。「そんなことないと思いたいので、このままなかったことにはしないでもらいたいのです」と意見を述べた。

 野木氏は『重版出来!』(2016年/TBS系)、『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年、2021年/TBS系)など原作漫画の実写化を手掛けたヒットメーカー。このほかに『アンナチュラル』(2018年/TBS系)や『MIU404』(2020年/TBS系)などオリジナル脚本も手掛ける。現在は、漫画を映画化した『カラオケ行こ!』が公開中。

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