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伊藤淳史、『離婚しない男』で妻役・篠田麻里子に「とにかく楽しみ」 脚本・鈴木おさむの“やりたい放題”に自身も「殻を破らなければ」

 俳優の伊藤淳史(40)が、テレビ朝日系・土曜ナイトドラマ『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』(後11:00)で主演を務めている。芸能事務所のチーフマネージャー・司馬マサト(小池徹平)と不倫している妻・綾香を元AKB48の篠田麻里子が演じていることでも話題の同作。主人公・岡谷渉を演じる伊藤に、キャスト陣が「やりたい放題」演じているという撮影の様子や、夫婦役を演じる篠田への印象、40歳を迎えた自身の俳優としての思いなどを聞いた。

『離婚しない男』で主演を務める伊藤淳史(C)テレビ朝日

『離婚しない男』で主演を務める伊藤淳史(C)テレビ朝日

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 同作は、漫画家・大竹玲二氏による漫画『離婚しない男』(講談社ヤングマガジンKC)が原作。妻の不倫に気づかぬフリをしながら不倫の証拠を日々収集し、父親が親権を獲得するという困難な壁に立ち向かう男の姿を描くリコン・ブラックコメディー。3月いっぱいをもって32年間活動してきた放送作家業と脚本業から引退する、鈴木おさむ氏が手掛ける地上波連ドラ最後の脚本となる。

――今回、“サレ夫の逆襲劇”がテーマですが、オファーが来た時はどんな印象を受けましたか。

【伊藤】離婚・不倫・親権といったしっかりとした重いテーマを描くということを、まずはすごく大切にしたいと思いました。ただ重すぎるだけじゃなく、“ドラマ”として気楽に見てもらえたらいいなと。台本がすごく面白かったので、いまは楽しく演じています。台本がアドリブみたいなテイストなので、読んでても笑ってしまって(笑)。

――豪華キャストの皆さんの振り切った演技も見どころの一つですが、現場ではどのように撮影されていますか。

【伊藤】皆さんやりたい放題に演って、帰ってくるみたいな(笑)。本当に皆さん初めて見せるんじゃないかなってぐらいのパフォーマンスをされて、自由にのびのびと演じられていました。

――「いい意味でやりたい放題の世界観」とも以前コメントされていましたよね。

【伊藤】おさむさんの集大成というか、もう最後だから本当にやりたい放題の台本を書いてきてくださっていて(笑)。「これがやりたい!」っていうのがすごく感じられるというか、とても台本にパワーがありました。

――殻を破るような演技も見られそうですか?

【伊藤】破ってると思います(笑)。というか、殻を破らなければならないシチュエーションになってるんです。見ていただければわかると思うんですけど、こんな状況に自分がいたらと思うと、もうたまらない…みたいなことの連続で。でもそれを、笑いを求めてとかじゃなくて、みんなが100パーセント真剣にやってるっていう様子をドラマとして見ていただくと、すごくおかしくもあり、見入ってしまうと思います。

――伊藤さんも実際に父親ということで、役とご自身と重ね合わせる部分もありますか?

【伊藤】見てくださる方も、一番気持ちをわかってくれる役柄なんじゃないかと。渉が置かれてる状況が自分だったらと思うと、やっぱり同じようなことを目指していくのかもしれません。そのぐらい、もう妻がどうしようもなく、とんでもないので(笑)。

――第1話では、妻役が篠田麻里子さんであることがサプライズで明かされました。最初に妻役を知った時は、どのような印象を受けましたか。

【伊藤】とにかく楽しみでしたね。台本を読んでみると、やっぱりすごい描写もあるので、すごい決意だなと思いましたし、精神力が本当に強い人だなと思いました。篠田さんとの現場はすごい久しぶりだったんですが、いい意味でそういうのを感じさせずに、一緒に話していて楽しかったです。(子役と)3人で待ってる時とかも、普通に家族みたいで、逆にすごく幸せな家族を演じたかったなと。

――ドラマの内容とは違って、とても和気あいあいとした現場なんですね。今回、鈴木おさむさんのドラマ脚本最後の作品ということですが、そんな作品に主演として出演することへの思いを教えてください。

【伊藤】これで最後なんだと思うと、やっぱり寂しいですね。面白いものをたくさん作ってこられたおさむさんですけど、今回はと特別な思いを持たれて書いてくださってると思うので、この作品が最後の連ドラ作品でよかったと、おさむさんにも思ってもらえるように、いただいた本を大切に、より面白くできるように頑張りたいなと思います。それは僕だけじゃなく、キャストの皆さんも同じ気持ちだと思います。

――最後に、今年40歳となり節目となる年齢を迎える伊藤さんですが、俳優としてどんな40代を過ごしたいと思っていますか。

【伊藤】僕は30になった時から40になりたいなって思っていました。もちろん30代に素敵な俳優さんはたくさんいらっしゃるんですが、30代ってすごく中途半端というか…。でも、いざ40になっても全然変わらないなと(笑)。もっと大人の魅力が出てきてる予定だったんですけど、今度は早く50歳になりたいなって思います(笑)。

まあでも、僕自身も小学生の父親なので、自分の人生経験を役に当てはめていけることの量っていうのは、増えるのかなっていう気がして、楽しみにしています。30歳からのこの10年の経験っていうのは、すごく大きかったですし、40歳になってこれからまたどんな役をいただけるかわからないですけど、その人生経験が生かせたらと思います。今回の作品も40代になったからこそできる作品だとも思うんです。実際に父親としての経験もありますし、見てくださる人が、すっと、作品に入ってくれたらいいなと思っています。

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