俳優の上白石萌音が1日、都内で行われた映画『夜明けのすべて』同僚参加限定試写イベントに参加した。この日はW主演を務めるSixTONES松村北斗と、上白石が演じる特別な関係を築く同僚にちなみ、同僚同士の試写会を実施。“仕事”にまつわる悩みにそれぞれ回答した。

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　初対面の人との距離の縮め方について上白石から「1番得意だと思う」とパスされた松村は「僕は下手くそ。本当に人としゃべるのが下手くそなので…どうぞ」と上白石にパス返し「（上白石じゃ）朝ドラの現場でも、一人で机でイヤホン聞いていた」と自虐した。

　これに「この方はそうやってネガティブキャンペーンをするんです。そんなことなかった」と苦笑した上白石は「私はすごく心配性なので、『この人とお話することあるかな』と思っちゃうので、この仕事の特権お会いする前にWikipediaで見て、『出身地一緒じゃないかな』とか『誕生日近くないかな』とか。会話の糸口を探します」と“事前調査”しているそう。

　「でもこっちが緊張したり、気を遣っていると相手にも伝わる。関係性も萎縮しまう気がするので、自分だけ開け放てるか。でも全員に対してそうする必要はないので、この人と仲良くなりたいと思ったら、ちょっとずつ開け放っていく」とコミュニティ方法を明かしていた。

　今作は、瀬尾まいこ氏の同名の小説（水鈴社／文春文庫）を映画化。同じ職場で働く、PMS（月経前症候群）に悩まされている藤沢美紗（上白石）と、パニック障害を患っている山添孝俊（松村）が、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく。職場の人たちの理解に支えられながら、少しずつ希望を見出していく2人の奮闘を、温かく、リアルに、ときにユーモラスに描く。