「2021年本屋大賞」を受賞した、町田そのこの同名小説(中央公論新社)を、俳優の杉咲花主演、成島出監督により映画化した『52ヘルツのクジラたち』が3月1日に公開される。主人公の人生に交差する人々の場面写真が到着した。
杉咲が演じるのは、自分の人生を家族に搾取されてきた女性・三島貴瑚(みしま・きこ)。ある傷を抱え、東京から海辺の街の一軒家に移り住んだ貴瑚は、そこで母親から「ムシ」と呼ばれる、声を発することのできない少年と出会う。その出会いが呼び覚ましたのは、貴瑚の声なきSOSを聴き、救い出してくれた、今はもう会えないアンさんとの日々だった。
タイトルの「52ヘルツのクジラ」とは、ほかの仲間たちには聴こえない高い周波数で鳴くクジラのこと。たくさんの仲間がいるはずなのに、何も届かない、何も届けられない孤独を表している。そんな孤独なクジラにも、その声なき声に耳をすませてくれる相手がきっといる、その声はいつか届く、という切なる想いが込められている。
映画化にあたっては、原作者の町田が脚本段階から「自分の頭の中で描いていた世界、ひとびとが、くっきり浮き出てくる気配をひしひしと感じて、震えました」とコメントしているお墨付き。杉咲のほか、志尊淳、宮沢氷魚、小野花梨、桑名桃李、余貴美子、倍賞美津子ら俳優たちのアンサンブルと、『八日目の蝉』(※蝉=旧字)をはじめ、さまざまな形の家族の物語を手がけてきた成島監督の演出は多いに期待できるものだ。
杉咲が演じるのは、自分の人生を家族に搾取されてきた女性・三島貴瑚(みしま・きこ)。ある傷を抱え、東京から海辺の街の一軒家に移り住んだ貴瑚は、そこで母親から「ムシ」と呼ばれる、声を発することのできない少年と出会う。その出会いが呼び覚ましたのは、貴瑚の声なきSOSを聴き、救い出してくれた、今はもう会えないアンさんとの日々だった。
タイトルの「52ヘルツのクジラ」とは、ほかの仲間たちには聴こえない高い周波数で鳴くクジラのこと。たくさんの仲間がいるはずなのに、何も届かない、何も届けられない孤独を表している。そんな孤独なクジラにも、その声なき声に耳をすませてくれる相手がきっといる、その声はいつか届く、という切なる想いが込められている。
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2024/01/27