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山崎貴監督、『ゴジラ-1.0』引っさげ「スター・ウォーズ」の聖地ルーカスフィルムを訪問「泣きそうになりました」

 3月にアメリカで開催される世界最高峰の映画賞「第96回アカデミー賞」の視覚効果賞(Academy Award for Visual Effects)のノミネート作品を選ぶためのショートリスト10作品に残っており、ノミネートが有力視されている(発表は1月23日)『ゴジラ-1.0』を引っさげて、山崎貴監督がこのほど、米サンフランシスコにある映像制作会社・ルーカスフィルムを訪問。同作を上映し、世界最前線のVFX製作陣から拍手喝采を浴びた。

ダースベイダーとゴジラ=『ゴジラ-1.0』山崎貴監督が「スター・ウォーズ」を生み出したルーカスフィルムを訪問

ダースベイダーとゴジラ=『ゴジラ-1.0』山崎貴監督が「スター・ウォーズ」を生み出したルーカスフィルムを訪問

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 ルーカスフィルムは、「スター・ウォーズ」の生みの親であり、世界で最も有名な監督の1人、ジョージ・ルーカスが設立した映像製作会社。「スターウォーズ」、「インディ・ジョーンズ」シリーズなどを手掛け、その他、映画史に刻まれる数々の大作や名作の製作に関わってきた。また、傘下にあるILM(インダストリアル・ライト&マジック)社は、上記の2シリーズ、そして『E.T.』、『ジュラシックパーク』、『タイタニック』、『アベンジャーズ』などのVFXを作り上げてきた世界トップクラスのSFX(※)およびVFX(※)の制作会社だ(※SFX=特殊撮影、VFX=CGなどを用いた視覚効果)。

 北米でも『ゴジラ-1.0』が大ヒットしている中、山崎監督が、ルーカスフィルム/ILMの社内向けに開催される「フィルムメーカー・フォーラム」に招待され、『ゴジラ-1.0』の上映とルーカスフィルムのCCO(最高クリエイティブ責任者)であるデイブ・フィローニとのトークショーが実現した。

山崎貴監督、デイブ・フィローニ=ルーカスフィルム/ILM社内向けに『ゴジラ-1.0』上映

山崎貴監督、デイブ・フィローニ=ルーカスフィルム/ILM社内向けに『ゴジラ-1.0』上映

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 デイブ・フィローニは、アニメ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』の総監督や、実写ドラマ『マンダロリアン』などの製作総指揮兼監督などでも知られ、今後の「スター・ウォーズ」シリーズを牽引していく中心人物。

 「スター・ウォーズ」の大ファンであることを公言し続けてきた山崎監督は、ルーカスフィルムに到着するなり、社屋を案内され、ダース・ベイダーやR2-D2、ヨーダなど、展示されている制作物等の説明を受けながら社内見学も存分に楽しんだという。

『ゴジラ-1.0』山崎貴監督が「スター・ウォーズ」を生み出したルーカスフィルムを訪問

『ゴジラ-1.0』山崎貴監督が「スター・ウォーズ」を生み出したルーカスフィルムを訪問

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 その後、社内のシアターには、両社の社員約300人が集まり、上映会&トークショーが開催された。なお、日本映画の監督を招いての上映会は、ルーカスフィルム/ILMで初めてことだという。

 上映前の舞台あいさつで山崎監督は「僕のキャリアは『スター・ウォーズ』を観たことから始まったので、この聖地に来て、自分の監督した映画を皆さんに観ていただけるというのは本当に幸せですし、ものすごく興奮しています。ILMの初期から、その仕事をずーっと観てきました。そして何度も何度も衝撃を受けてきました。CGの仕事を始めたころに『ジュラシックパーク』が公開され、ひっくり返りそうになるくらい驚いて…。そういう瞬間が何度も何度もあって、僕にとって燦然(さんぜん)と輝く目標がILMであり、ルーカスフィルムでした。今ここにいることが本当に夢のようです」と喜びを伝えた。

「スター・ウォーズ」R2-D2とC-3PO=『ゴジラ-1.0』山崎貴監督が「スター・ウォーズ」を生み出したルーカスフィルムを訪問

「スター・ウォーズ」R2-D2とC-3PO=『ゴジラ-1.0』山崎貴監督が「スター・ウォーズ」を生み出したルーカスフィルムを訪問

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 上映が終了すると会場内は大きな拍手と大歓声が巻き起こり、山崎監督が再登場すると観客はスタンディングオベーションで迎えた。トークショーでは、デイブ・フィローニが代表して山崎監督に、どのように撮影したのか、ゴジラをどのように作り上げたのか、など多くの質問を投げかけた。会場にいる社員たちも興味津々で、熱心に耳を傾けていたという。また、VFX制作の楽しみや、「スター・ウォーズ」の魅力の話になると、国を超えて共感し、会場は大盛り上がり。VFX制作者同士ならではの話に花を咲かせた。

上映後スタンディングオベーションが起きた=ルーカスフィルム/ILM社内向けに『ゴジラ-1.0』上映

上映後スタンディングオベーションが起きた=ルーカスフィルム/ILM社内向けに『ゴジラ-1.0』上映

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 トークショー終了後には、山崎監督のサインや写真撮影を希望する社員で行列ができ。「とても面白かった!」、「また会いましょう!」と何度も声をかけられ、山崎監督もうれしそうに応じていた。

『ゴジラ-1.0』上映前にあいさつする山崎貴監督=ルーカスフィルム/ILM社内向け上映会

『ゴジラ-1.0』上映前にあいさつする山崎貴監督=ルーカスフィルム/ILM社内向け上映会

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 ルーカスフィルムへの訪問と上映会を終えた後、山崎監督は「上映後にスタンディングオベーションで迎えてもらった時はちょっと泣きそうになりましたね。心が揺り動かされました。僕と同じようにVFXの楽しさや、苦しさ、面白さを知ってる人たち、その中でも世界トップクラスの人たちの前で上映して、いろいろなお話をすることができて、今日は本当に素敵な日でした」と感慨深げに話していた。

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