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山崎貴監督、「第96回アカデミー賞」視覚効果賞ノミネートに向けて『ゴジラ-1.0』をプレゼン

 3月にアメリカで開催される世界最高峰の映画賞「第96回アカデミー賞」の視覚効果賞(Academy Award for Visual Effects)のノミネート作品を決めるための「Bake Off(ベイクオフ)」が現地時間13日に実施され、山崎貴監督ら映画『ゴジラ-1.0』(公開中)チームが参加した。

「第96回アカデミー賞」「BakeOff」に参加した白組メンバー(左から)渋谷紀世子氏、山崎貴監督、高橋正紀氏、野島達司氏

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 「視覚効果賞」は、その年に公開された映画の中で最も優れた視覚効果(VFX)を用いた作品に与えられる栄誉。アカデミー賞で最も注目される部門のひとつだ。過去には『スター・ウォーズ』、『タイタニック』、『アバター』などの映画史を代表する傑作が受賞してきた。

 先月12月21日(現地時間)、「視覚効果賞」のノミネート候補10作品、通称“ショートリスト”が発表され、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』などのハリウッド大作と共に、『ゴジラ-1.0』が選出。同賞のショートリストに選出されるのは日本映画で初めての快挙となった。

 「Bake Off」は、アカデミー賞「視覚効果賞」のショートリストに残った10作品によるVFXについてのプレゼンテーションの場であり、その内容を受けて最終的なノミネート作品5本が選出される。各作品のVFXスーパーバイザーなどが登壇し、3分間のプレゼン、10分間の本編映像、約5分間のQ&Aが行われた。

「第96回アカデミー賞」「BakeOff」プレゼン前の山崎貴監督

「第96回アカデミー賞」「BakeOff」プレゼン前の山崎貴監督

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 『ゴジラ-1.0』からは白組の山崎監督、渋谷紀世子氏、高橋正紀氏(※高=はしごだか)、野島達司氏が登壇。邦画として「視覚効果賞」の「Bake Off」に参加するのも初めて。白組ならではのハイレベルなVFX技術と古典的な手法を合わせた撮影技法の発表に、その日一番の歓声が巻き起こり、会場を大いに沸かせた。

 「Bake Off」の休憩中や終了後には、山崎監督らのもとへ映画関係者が駆け寄ってきて、「プレゼンが素晴らしかった」、「私にとって2023年No.1の作品だった」などなど、ひっきりなしに声をかけられていた。その中には、『ブルース・ブラザース』や『星の王子 ニューヨークへ行く』の監督などで知られるジョン・ランディス氏も。山崎監督のもとに駆け寄り、「とにかく素晴らしい映画だった」と声をかけたそうで、山崎監督も感激。確かな手応えを感じられたという。

「クリティクス・チョイス・アワード」授賞式に出席した映画『ゴジラ-1.0』(公開中) の山崎貴監督

「クリティクス・チョイス・アワード」授賞式に出席した映画『ゴジラ-1.0』(公開中) の山崎貴監督

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 同映画は11月3日の公開から73日間で観客動員346万人、興行収入53.2億円を突破。さらに、北米では1月13日までの44日間で興行収入5006万ドル(=約72億円)を超え、先週末にアニメを含めた日本映画の興行収入で北米歴代2位に浮上した。世界各地で“ゴジラ旋風”を巻き起こし、現在、日本興収も含めた全世界興収では現在140億円を突破している。

 「第96回アカデミー賞」視覚効果賞のノミネート5作品は1月23日(現地時間)に発表予定。受賞すれば邦画のみならず、アジア映画で初の快挙となり、新たな映画の歴史が生まれる瞬間に期待がかかる。

「クリティクス・チョイス・アワード」授賞式にゴジラシューズを履いてレッドカーペットを歩いた山崎貴監督

「クリティクス・チョイス・アワード」授賞式にゴジラシューズを履いてレッドカーペットを歩いた山崎貴監督

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 なお、「Bake Off」の翌日、14日(現地時間)には、カリフォルニア州サンタモニカで開催された「クリティクス・チョイス・アワード」(アメリカ・カナダの映画批評家による映画賞)の授賞式に山崎監督が出席。授賞式には賞にノミネートされたロバート・デ・ニーロやレオナルド・ディカプリオ、エマ・ストーン、マーゴット・ロビーらに加え、ハリソン・フォード、ジョディ・フォスター、メグ・ライアンらも出席していた。なお、『ゴジラ-1.0』は外国語映画賞でノミネートされていたが、受賞は逃した。

■「クリティクス・チョイス・アワード」授賞式参加後の山崎貴監督のコメント

 スターだらけで、本当に凄い異空間でした。そんな中で多くの人たちが「ゴジラ観たよ」と言ってくれて、写真を一緒に撮ろうとむこうからグイグイ来てくれて、『ゴジラ-1.0』が浸透してくれていることがわかってうれしかったです。「いつか一緒に仕事しよう!」と言ってくれる俳優もいました。ハリソン・フォードとも少し話せて、「スター・ウォーズ」のファンということを伝えられて良かったです(笑)。

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