俳優の佐藤健・長澤まさみ・森七菜が出演する恋愛映画『四月になれば彼女は』（3月22日公開）の主題歌をシンガー・ソングライターの藤井風が担当することが明らかになり、書き下ろした新曲「満ちてゆく」を使用した最新予告映像（90秒）が解禁となった。藤井が劇映画の主題歌を手掛けるのは、初となる。

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　2020年に「何なんｗ」EPにてメジャーデビューを果たすと、「死ぬのがいいわ」「青春病」「きらり」など数々の楽曲を世に送り出してきた藤井。21、22年と『NHK紅白歌合戦』に2年連続出場。主題歌を担当した昨年10月期のドラマ『いちばんすきな花』（フジテレビ）では、最終回にサプライズ登場して大きな話題となった。

　そんな藤井が、映画『四月になれば彼女は』の主題歌を書き下ろした経緯の中で、原作者の川村元気氏は「藤井風さんの曲には、われわれが心の底に隠していた気持ちに光を当てて、さらけ出してしまうような力があると、いつも感じていました。それは『四月になれば彼女は』で描きたいこと、そのものでもあります」と彼の音楽へのリスペクトと、「ラストシーンの先にある愛の様を、これから生きていく登場人物たちの未来を、やさしく照らす素晴らしい曲をいただきました」と感謝のコメントを寄せている。

　本作は、プロデューサーで、小説家としても数々の話題作を生み出してきた川村氏の同名小説が原作。婚約者との結婚を控えた精神科医の主人公・藤代俊役を佐藤、結婚を直前に控えて謎の失踪を遂げる藤代の婚約者・坂本弥生役を長澤、藤代が10年前に交際していた初恋の女性で世界中を旅しながら藤代に手紙を送る伊予田春役を森が演じる。

　主題歌入りの最新予告映像は、ウユニ・プラハ・アイスランドなどの美しい景色と共に、主題歌「満ちてゆく」が美しく奏でられる。藤代（佐藤）と弥生（長澤）、そして学生時代の藤代と春（森）が幸せそうに過ごす日常がちりばめられた心温まるシーンから一変、突然の弥生の失踪を機に、苦悩する藤代の姿が映し出される。「永遠に続くと思っていたのに、なぜ、失ってしまったのだろう」。幸せだった頃の記憶をたどりながら、必死に愛をさがし求める藤代。さまざまな想いが交錯する中、藤代・弥生・春が流す、涙の理由とは。もがき苦しみながらも、懸命に愛をさがし求める姿に強く心揺さぶられる映像になっている。

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