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『光る君へ』岸谷五朗、藤原為時は「この時代にはとっても生きづらかった人なんじゃないか」【君かたり】

 大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原為時を演じる岸谷五朗の声を紹介する。

大河ドラマ『光る君へ』の場面カット(C)NHK

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――藤原為時を演じて
今までの歴代の大河ドラマの中でも本当に古い時代の(西暦)九百何年という時代を駆け抜けた人間たちを演じる上で常識とか普通という基準をどこに持っていくのかということがすごく大事で難しいんですよね。その普通とか常識、今我々が考える常識とはもう全く当てはまらない時代のことを演じる中でそこに生きているということを持ちながらも、この為時という男はおそらくこの時代にはとっても生きづらかった人なんじゃないかなというのがひとつ大きなバックボーンですかね。

その出世をしていくため、自分が上がっていくために必要なことというのに手を染められない性格を持っている人だから、ますますどんどん出世からは遅れ取り残され、本当は文学の世界だけで生きていければ、どれだけ幸せな人だったかという。そこに母親が殺されてしまうという、ものすごくつらいバックボーンを背負った家族、主人公・まひろと、その弟の太郎、惟規、これも生きづらい中で生きていくものにプラスアルファ、為時が背負ってしまった不幸といいいましょうか、そこの乗り越えていくことでこの平安の時代で当たり前のジャッジを為時はしたけど、それが大きな傷となってまひろとの関係が崩れていってしまう、ヒビが入ってしまう。

今度、その太郎という息子に関して言うと、学問の部分で父の理想とは外れた子どもであって、なかなかその学問の部分が追いついていかない息子がいて、本当の言葉だったみたいなんですけど、為時はいつもまひろに「お前が男子であったらよかったのにな」といつも言っていたという、今回のセリフでも3、4回出てくるんですけど、それくらいやっぱり式部(まひろ)の文学に対しての才能はすごくて、対弟、本当はその弟が素晴らしければいいんだけど、そこが足りていなかったという。だから本当に子どもたちを育てるうえで父親一人でいとさんとかいますけれども、なかなか自分たちの理想通りにいかなかった家族なんじゃないかなという、今そこをちょうど撮影していて、つらいことばっかりですね(笑)

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  • 大河ドラマ『光る君へ』の場面カット(C)NHK
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