俳優の小芝風花が主演を務めるフジテレビ系木曜劇場『大奥』(毎週木曜 後10:00)が、18日にスタートする。同局連ドラとして2005年に放送された『大奥〜華の乱〜』以来、約20年ぶりに復活。“愛”をテーマにした『大奥』史上、最も切なくて美しいラブストーリーとなる。放送を前に、小芝が語った本作の見どころなどを一問一答形式で紹介する。
時は江戸中期、景気は悪化の一途をたどり、日本国民は質素、倹約、勤労の日々を強いられていた。格差は広がるばかりで、人々はこの景気を改善し、国と国民を豊かにしてくれる将軍の登場を待ちわびる。そんな中、主人公・五十宮倫子(小芝)は、第10代将軍・徳川家治(亀梨和也)との政略結婚を強いられ、京から江戸城本丸にある大奥へ渡ると、そこには1000人近くにもおよぶ将軍に仕える女性たちがいた。
■これまでとは違った“新しい”『大奥』へ
――『大奥』のイメージが妬みといった“ドロドロ”のイメージがあると以前に話していましたが、そういった世界に入ると知った際の感想を教えてください。
その世界観に入れるっていうことよりも、その『大奥』に携われるんだっていうのがまず率直にうれしい。しかも京都で全編ロケをするので、もうどっぷりなんだなと思った。
台本を読ませていただいて、もちろん妬みもあるし、足の引っ張り合いもあるんですけど、一人ひとりの思いとか「なんでこういうことをしてるのか」っていうのが丁寧に描かれている。だから、より切ないし、人物像がはっきりしてるからこそ、染まるしかなかった『大奥』の人たちの心情などが細かく描かれている。(情報解禁時に)一番切ない『大奥』って書かれてたと思うんですけど、愛をテーマにしていて、それが本当に伝わる台本だった。また新しい『大奥』をお届けできるんじゃないかなって思います。
――ラブストーリーだったら、“人間ドラマ”の要素が濃くなるのでしょうか。
もちろん従来の“ドロドロ”はあるんですけど、物語がどんどん進むにつれて、いろんな人の人物像が深堀りされていく。そこを丁寧に描いてくださっていて、それぞれの役に愛情が持てる。「『大奥』で生きていくためにはこうなるしかなかったんだな」っていう背景もしっかり描かれてるので面白いです。
――自身が演じる五十宮倫子の印象を教えてください。
五十宮倫子っていう人物は本当に強い人です。足の引っ張り合いとかもある中で、自分はそっちに染まらないっていう意思をすごく強く持っている。いろんな意地悪をされても、みんながこの『大奥』で生きやすくするにはどうしたらいいんだろうって考えられる女性なので、その真っ直ぐさが『大奥』にいる人たちにとっては余計に腹立たしかったりとか、ターゲットの対象になってしまいます。
それでもブレないからこそ、10代将軍の徳川家治が向き合ってくれるんだろうなっていうのもある。一見、弱さだったり弱点に見えるんですけど、それでも揉まれてもブレない、すごい芯の強さっていうのがある人だなって思いました。
――今回は全て京都で撮影が行われます。楽しみにしていることは何ですか。
毎回やってることではありませんが、今回京都に3ヶ月ほど行かせていただくので、御朱印帳を買いました。お休みの日に神社とかいっぱい回れたらいいなと思います。
■「その時代にそれはないです」当時はなかった動作に戸惑い
――時代劇の楽しさ、難しさを教えてください。
非現実と現実の“狭間”な感じがしています。『大奥』でも起こっている出来事は、現代とあまり変わらなかったりするんです。少子化だったりとか「今とそんなに変わらないんだな」っていうのはもちろんあるのですが、言葉遣いだったり、今では当たり前のことが、昔はできないものもあります。
例えば、手を振るという行為などは昔にはなかったりするので、とっさに出るものが「あ、その時代にそれはないです」となる。拍手もないので、そういったちょっとしたところで、どうしたらいいかわからなくなっちゃったりするところが難しいです。
建物も全然違うので、現代の人たちが見ると、ちょっと難しそうと思われるかもしれない。そういった非現実感もあるが、恋心や嫉妬など世の中で起こってることは現代と全然変わらない。人が生きてるから、その人の思いっていうのは変わらないので、そこの狭間の感じが難しいし、面白いなと思います。
手をつないで歩く事だって昔はできない。だから、現代の人が手をつなぐドキドキと、昔の人が手をつなぐドキドキは、全然意味が違ったりすると思う。時代劇ならではのときめきもある。でも人を思う気持ちだったり、そういう感情的なものは昔と今も変わらないと思うので、リアルと非現実とが混ざってる感じが個人的にはすごく好きです。
――衣装合わせをした時の感想を教えてください。
もう重くて…。お姫様なので、打ちかけっていうものがあって布団をかぶってるくらい分厚い。腕を前に持ちたいんですけど、それだけで筋トレになるぐらい、重かったです。カツラも飾りをたくさんつけると、すごい重さになるので、その役職や生まれによって「こんなに装いが違うんだ」っていうのは、時代劇に携わらせていただいてるからこそ、その差を感じましたね。
――本作は豪華な衣装も見どころですね。
すごい華やかです。今回、私は公家の生まれなんですけど、衣装スタッフさんに聞いたら、公家は模様と模様の間に隙間が開いてる柄が多いそうです。そういったものを取り入れて、どんどんきらびやかなものに変わっていったり、生まれとかも大事にお着物を選んでくださったので、すごく皆さんのこだわりを感じました。京都で撮るからには本格的な、豪華なものを目指して頑張りたいなっていうのは、その衣装合わせで思いました。
――亀梨和也さんとは『セカンドラブ』以来2度目の共演となりますが、共演で楽しみにしていることを教えてください。
(亀梨が)「時代劇が初めて」っていうのを記事で読ませていただいたので、10代将軍をどのように亀梨さんが演じられるのかっていうのは、すごく楽しみです。家治っていう人物が、誰にも言えない秘密を抱えていて、すごく葛藤があるんです。その苦悩している姿だったり、倫子と出会った時のその心情の変化だったりを、どんな感じで演じてくださるんだろうっていうのは、すごく楽しみです。
――本作で共演する西野七瀬さんについて。
同じ関西人なので、一緒に公家からついてきてくれて、『大奥』の中でも信頼関係っていうのがすごく厚い役。同じ関西人っていうだけでも、すごくこう居心地がいいというか、接しやすい感じがあるので、一番近い役だからこそ、相談したりとか関係性を作っていけたらいいなって思っています。
■それぞれの登場人物が抱える事情「一人ひとりに感情移入できる」
――座長として、どのように現場を楽しみたいか?
時代劇だからとか関係なく、基本的には演者もスタッフも含めてみんなで楽しくいい作品を作れるようにしたいっていうのはずっとある。女だらけで結構ギスギスした作品ですけど、裏では関係なく、仲良く相談とか「ここ、こうしたらもっと面白くなるんじゃないか」っていうのを相談しながら作っていけたらいいなって思ってます。
――これまでの大奥は数々の俳優が演じてきたがプレッシャーはあるか?
めちゃくちゃ感じてます。だから全部(過去の作品を)見ようかなと思いました。でも、今までとは別のスタッフと共演者の皆さんが集まって新しいものを作るので、変に意識したり、見ることによって「そっちに引っ張られたらもったいないかもな」と思って見ないようにしています。『大奥』っていう大きな名前はあるんですけど、意識を全くせずというのは無理かもしれませんが、あまり気にしすぎず、このメンバーだからこそできる新しい『大奥』を作れたらいいなって思ってます。
――最後に、今回の『大奥』の見どころを教えてください。
一人ひとりの人物像がしっかり描かれてるので、最初は「うわ、意地悪して」みたいな、“女の嫌なところ”みたいな感じがあるんですけど、紐解いていくと、「あ、そういう過去があったんだ」とか「こういう思いを秘めてたんだ」っていうのが明らかになっていくので、 (台本を)読み進めていくと一人ひとりに対して感情移入ができる。「あ、こういう風になるしかなかったんだな」っていうのがわかるので、ただドロドロしてるだけじゃない。ちゃんとそれまでのストーリーがあるっていうのを(台本を)読んで感じました。
最初は「え…」ってなると思うんですけど、見進めていくと、どの人も切ないというか、苦しいというか。だから、本当に全て愛が根本にはあって、その愛が違う方向に進んでいったんだなっていうのもあります。そういうところは、今までとは違うんじゃないかなと思います。
時は江戸中期、景気は悪化の一途をたどり、日本国民は質素、倹約、勤労の日々を強いられていた。格差は広がるばかりで、人々はこの景気を改善し、国と国民を豊かにしてくれる将軍の登場を待ちわびる。そんな中、主人公・五十宮倫子(小芝)は、第10代将軍・徳川家治(亀梨和也)との政略結婚を強いられ、京から江戸城本丸にある大奥へ渡ると、そこには1000人近くにもおよぶ将軍に仕える女性たちがいた。
■これまでとは違った“新しい”『大奥』へ
――『大奥』のイメージが妬みといった“ドロドロ”のイメージがあると以前に話していましたが、そういった世界に入ると知った際の感想を教えてください。
その世界観に入れるっていうことよりも、その『大奥』に携われるんだっていうのがまず率直にうれしい。しかも京都で全編ロケをするので、もうどっぷりなんだなと思った。
台本を読ませていただいて、もちろん妬みもあるし、足の引っ張り合いもあるんですけど、一人ひとりの思いとか「なんでこういうことをしてるのか」っていうのが丁寧に描かれている。だから、より切ないし、人物像がはっきりしてるからこそ、染まるしかなかった『大奥』の人たちの心情などが細かく描かれている。(情報解禁時に)一番切ない『大奥』って書かれてたと思うんですけど、愛をテーマにしていて、それが本当に伝わる台本だった。また新しい『大奥』をお届けできるんじゃないかなって思います。
――ラブストーリーだったら、“人間ドラマ”の要素が濃くなるのでしょうか。
もちろん従来の“ドロドロ”はあるんですけど、物語がどんどん進むにつれて、いろんな人の人物像が深堀りされていく。そこを丁寧に描いてくださっていて、それぞれの役に愛情が持てる。「『大奥』で生きていくためにはこうなるしかなかったんだな」っていう背景もしっかり描かれてるので面白いです。
――自身が演じる五十宮倫子の印象を教えてください。
五十宮倫子っていう人物は本当に強い人です。足の引っ張り合いとかもある中で、自分はそっちに染まらないっていう意思をすごく強く持っている。いろんな意地悪をされても、みんながこの『大奥』で生きやすくするにはどうしたらいいんだろうって考えられる女性なので、その真っ直ぐさが『大奥』にいる人たちにとっては余計に腹立たしかったりとか、ターゲットの対象になってしまいます。
それでもブレないからこそ、10代将軍の徳川家治が向き合ってくれるんだろうなっていうのもある。一見、弱さだったり弱点に見えるんですけど、それでも揉まれてもブレない、すごい芯の強さっていうのがある人だなって思いました。
――今回は全て京都で撮影が行われます。楽しみにしていることは何ですか。
毎回やってることではありませんが、今回京都に3ヶ月ほど行かせていただくので、御朱印帳を買いました。お休みの日に神社とかいっぱい回れたらいいなと思います。
■「その時代にそれはないです」当時はなかった動作に戸惑い
非現実と現実の“狭間”な感じがしています。『大奥』でも起こっている出来事は、現代とあまり変わらなかったりするんです。少子化だったりとか「今とそんなに変わらないんだな」っていうのはもちろんあるのですが、言葉遣いだったり、今では当たり前のことが、昔はできないものもあります。
例えば、手を振るという行為などは昔にはなかったりするので、とっさに出るものが「あ、その時代にそれはないです」となる。拍手もないので、そういったちょっとしたところで、どうしたらいいかわからなくなっちゃったりするところが難しいです。
建物も全然違うので、現代の人たちが見ると、ちょっと難しそうと思われるかもしれない。そういった非現実感もあるが、恋心や嫉妬など世の中で起こってることは現代と全然変わらない。人が生きてるから、その人の思いっていうのは変わらないので、そこの狭間の感じが難しいし、面白いなと思います。
手をつないで歩く事だって昔はできない。だから、現代の人が手をつなぐドキドキと、昔の人が手をつなぐドキドキは、全然意味が違ったりすると思う。時代劇ならではのときめきもある。でも人を思う気持ちだったり、そういう感情的なものは昔と今も変わらないと思うので、リアルと非現実とが混ざってる感じが個人的にはすごく好きです。
――衣装合わせをした時の感想を教えてください。
もう重くて…。お姫様なので、打ちかけっていうものがあって布団をかぶってるくらい分厚い。腕を前に持ちたいんですけど、それだけで筋トレになるぐらい、重かったです。カツラも飾りをたくさんつけると、すごい重さになるので、その役職や生まれによって「こんなに装いが違うんだ」っていうのは、時代劇に携わらせていただいてるからこそ、その差を感じましたね。
――本作は豪華な衣装も見どころですね。
すごい華やかです。今回、私は公家の生まれなんですけど、衣装スタッフさんに聞いたら、公家は模様と模様の間に隙間が開いてる柄が多いそうです。そういったものを取り入れて、どんどんきらびやかなものに変わっていったり、生まれとかも大事にお着物を選んでくださったので、すごく皆さんのこだわりを感じました。京都で撮るからには本格的な、豪華なものを目指して頑張りたいなっていうのは、その衣装合わせで思いました。
――亀梨和也さんとは『セカンドラブ』以来2度目の共演となりますが、共演で楽しみにしていることを教えてください。
(亀梨が)「時代劇が初めて」っていうのを記事で読ませていただいたので、10代将軍をどのように亀梨さんが演じられるのかっていうのは、すごく楽しみです。家治っていう人物が、誰にも言えない秘密を抱えていて、すごく葛藤があるんです。その苦悩している姿だったり、倫子と出会った時のその心情の変化だったりを、どんな感じで演じてくださるんだろうっていうのは、すごく楽しみです。
――本作で共演する西野七瀬さんについて。
同じ関西人なので、一緒に公家からついてきてくれて、『大奥』の中でも信頼関係っていうのがすごく厚い役。同じ関西人っていうだけでも、すごくこう居心地がいいというか、接しやすい感じがあるので、一番近い役だからこそ、相談したりとか関係性を作っていけたらいいなって思っています。
■それぞれの登場人物が抱える事情「一人ひとりに感情移入できる」
――座長として、どのように現場を楽しみたいか?
時代劇だからとか関係なく、基本的には演者もスタッフも含めてみんなで楽しくいい作品を作れるようにしたいっていうのはずっとある。女だらけで結構ギスギスした作品ですけど、裏では関係なく、仲良く相談とか「ここ、こうしたらもっと面白くなるんじゃないか」っていうのを相談しながら作っていけたらいいなって思ってます。
――これまでの大奥は数々の俳優が演じてきたがプレッシャーはあるか?
めちゃくちゃ感じてます。だから全部(過去の作品を)見ようかなと思いました。でも、今までとは別のスタッフと共演者の皆さんが集まって新しいものを作るので、変に意識したり、見ることによって「そっちに引っ張られたらもったいないかもな」と思って見ないようにしています。『大奥』っていう大きな名前はあるんですけど、意識を全くせずというのは無理かもしれませんが、あまり気にしすぎず、このメンバーだからこそできる新しい『大奥』を作れたらいいなって思ってます。
――最後に、今回の『大奥』の見どころを教えてください。
一人ひとりの人物像がしっかり描かれてるので、最初は「うわ、意地悪して」みたいな、“女の嫌なところ”みたいな感じがあるんですけど、紐解いていくと、「あ、そういう過去があったんだ」とか「こういう思いを秘めてたんだ」っていうのが明らかになっていくので、 (台本を)読み進めていくと一人ひとりに対して感情移入ができる。「あ、こういう風になるしかなかったんだな」っていうのがわかるので、ただドロドロしてるだけじゃない。ちゃんとそれまでのストーリーがあるっていうのを(台本を)読んで感じました。
最初は「え…」ってなると思うんですけど、見進めていくと、どの人も切ないというか、苦しいというか。だから、本当に全て愛が根本にはあって、その愛が違う方向に進んでいったんだなっていうのもあります。そういうところは、今までとは違うんじゃないかなと思います。
2024/01/13