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Netflix「第81回ゴールデングローブ賞」3作品で5冠達成 『BEEF/ビーフ』『ザ・クラウン』『リッキー・ジャーヴェイスのこれじゃ世も末』

 米国の現地時間7日に授賞式が開催された「第81回ゴールデングローブ賞」。計23ノミネートを受けた動画配信サービス「Netflix」は、3作品で計5つの賞を獲得した。

Netflixシリーズ『ザ・クラウン』(シーズン1〜6独占配信中)ダイアナを演じたエリザベス・デビッキ(右)が助演女優賞を受賞

Netflixシリーズ『ザ・クラウン』(シーズン1〜6独占配信中)ダイアナを演じたエリザベス・デビッキ(右)が助演女優賞を受賞

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 まず、A24製作の『BEEF/ビーフ』(独占配信中)が、作品賞(リミテッド・シリーズ、アンソロジー・シリーズ、テレビ映画部門シリーズ)、主演のスティーヴン・ユァンとアリ・ウォンが主演男優賞と主演女優賞(同)を受賞し、主要部門トリプル受賞の快挙を達成。

 スティーヴン・ユァンとアリ・ウォンが主演と製作総指揮を務めた、エッジの効いたダークコメディドラマ。スティーヴン演じる短気で”崖っぷち”の工事業者ダニーと、アリ演じる満たされない心を抱える”成功者”の起業家エイミー。ある日、あおり運転のやり合いをきっかけに、他人同士だった2人の間にドス黒い確執と衝動が芽生えていく。やり合いは次第に過熱していき、互いの周囲の人間関係にも影響を与え、人生さえも崩壊していくことに…。随所でユーモアを交えながらも、人間のドス黒い感情を鋭く描き出し、最後には予測不可能な展開さえも待ち受けている”超異色作”だ。

『BEEF/ビーフ』(Netflixで独占配信中)

『BEEF/ビーフ』(Netflixで独占配信中)

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 次に、25歳でイギリス女王(君主)に即位したエリザベス2世の治世を年代を追って描いた、実話に基づくヒューマンドラマ『ザ・クラウン』から、ダイアナを演じたエリザベス・デビッキが助演女優賞を受賞。2016年11月からNetflixで配信され、22年9月に亡くなったエリザベス女王も生前鑑賞していたという。先日、シーズン6で完結を迎えた(シーズン1〜6、独占配信中)。

 そして、シリーズ『リッキー・ジャーヴェイスのこれじゃ世も末』(独占配信中)が、新設されたスタンドアップコメディ賞を受賞した。

『リッキー・ジャーヴェイスのこれじゃ世も末』(Netflixで独占配信中)

『リッキー・ジャーヴェイスのこれじゃ世も末』(Netflixで独占配信中)

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 例年、アカデミー賞の前哨戦として注目される「ゴールデングローブ賞」。受賞は逃したが、4部門ノミネートのブラッドリー・クーパーが監督・脚本・主演を務める、大胆で情熱的な“愛の巨編”『マエストロ:その音楽と愛と』(独占配信中)や、2部門ノミネートのマラソンスイマーのダイアナ・ナイアドの人生を描いた映画『ナイアド〜その決意は海を越える〜』(独占配信中)は、引き続き、アカデミー賞へのノミネートが有力視されている。

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