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『噂の!東京マガジン』8年ぶり新春特番は初のゴールデン帯に放送「変わらないというマンネリズム」が尊い

 1989年から「テレビの週刊誌」をコンセプトにTBS系で放送を開始し、2021年4月からBS-TBSへ移って、放送35年目に突入した長寿番組『噂の!東京マガジン』。新年一発目は「初笑い新春号」と題し、15年1月4日以来8年ぶりとなるお正月特番をあす4日(後9:00〜9:54)に放送。ゴールデン帯(午後7時〜10時)での放送は番組史上初となる。

『噂の!東京マガジン 初笑い新春号!』8年ぶりの新春スペシャル、1月4日放送(C)BS-TBS

『噂の!東京マガジン 初笑い新春号!』8年ぶりの新春スペシャル、1月4日放送(C)BS-TBS

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 今回の「初笑い新春号」では、番組がスタートした頃から続く看板コーナー「やって!TRY」は、千葉県にある酒々井プレミアム・アウトレットを舞台に、千葉県の郷土料理「アジのなめろう」に千葉県民が挑戦。スタジオでは和食の達人が作り方と、覚えておくと便利なアレンジ料理を伝授する。

 「噂の現場」では、2年前に取材した金属盗難の現場や、昨年亡くなったマガジンファミリーの笑福亭笑瓶さんを偲び、笑瓶さんが33年前に初めてレポートした、休肝日ができた村の現場を当時の模様を踏まえて紹介しつつ、その後どうなったのかを新たに探る。

■総合司会の森本毅郎小島奈津子が見どころを語る

森本毅郎=『噂の!東京マガジン 初笑い新春号!』8年ぶりの新春スペシャル、1月4日放送(C)BS-TBS

森本毅郎=『噂の!東京マガジン 初笑い新春号!』8年ぶりの新春スペシャル、1月4日放送(C)BS-TBS

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――「初笑い新春号」の見どころは?

【森本】この番組が始まったのはもう35年前、歴史がそのまま生きてひも解けるという強みがこの番組にはあります。新春号は、その集大成みたいなもの。初めての夜の放送。ちょっと力が入っています。なかなかの力作になりそうです。今まで観たことがない人たちにも観ていただいて、こんな面白いことをやっているのなら日曜日も観ようかなと言ってくれたら、儲けもの。

【小島】テレビは短いサイクルでいろいろな新番組をやっている中で、マガジンのように昔を振り返られるって、やっぱり貴重だと思います。番組を観たことがない皆さんにも良い機会になるといいなと思います 。

――新春号には笑瓶さんによる33年前の「噂の現場」VTR もあるそうですね。

1991年収録の笑福亭笑瓶さん=『噂の!東京マガジン 初笑い新春号!』8年ぶりの新春スペシャル、1月4日放送(C)BS-TBS

1991年収録の笑福亭笑瓶さん=『噂の!東京マガジン 初笑い新春号!』8年ぶりの新春スペシャル、1月4日放送(C)BS-TBS

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【森本】様変わりするのは当たり前だけど、それにしてもすごい変化だなと思いました。ただやっぱり何と言っても、今年(2023年)最大の事件は笑瓶。あんなに早く、逝っちゃうとは思わないから。新春号で、番組を振り返ると笑瓶が出てくる。「笑瓶、元気だったな」と、ある種のセンチメンタルな感情を揺さぶられるような番組になると思います。

【小島】私も笑瓶さんが亡くなったことによって、「噂の現場」を助けなきゃと先輩の遺志を継いで拝命しました。ここが私の原点だったなっていうのは本当に思います。先輩たちが、私がリポートする時に「自分がリポートするんだっていう存在感をアピールして、工夫を凝らす、個性を持って」と、先輩方が教えてくださるんです。今の私が、改めて初心に帰ってアナウンサーとしての気持ちと、個性を持ってやるということ、2023年はチャレンジできたような気がします。

1991年収録の笑福亭笑瓶さん=『噂の!東京マガジン 初笑い新春号!』8年ぶりの新春スペシャル、1月4日放送(C)BS-TBS

1991年収録の笑福亭笑瓶さん=『噂の!東京マガジン 初笑い新春号!』8年ぶりの新春スペシャル、1月4日放送(C)BS-TBS

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――長寿番組の秘訣は?

【森本】身近なテーマを拾い上げてくる。そういうことをずっと続けてきました。だから、僕らは古びちゃうんだけど、ネタは古びない。いつも新しい。我々の方もリニューアルして、新しい人たちになっていくのが理想的だったのかもしれないのですが、ある時点まで来ると、今度は変えない、変わらないというマンネリズム。そのことが逆に、強みになったのかなと思います。いつも変わらない人たちが、いつも新しいものに挑戦する。そういうことが、この番組の出演者の皆さんは可能な人たちだったから、いいアンサンブルができました。それがやっぱり長続きの秘訣かなと思いますね。

 いろいろ議論もするし、お互いに刺激し合うっていうのかな。僕は年配者だけど、番組を作っている時は若い人と上下関係があまりないんですよ。気持ちの上では、いつも同じ土俵の上で勝負します。そういう関係を築けるっていうのは、どういう番組でも成立するかというと、そうでもなくて。スタッフとのコミュニケーションがスムーズに行われたり、出演者同士の呼吸があったりという…。そういういくつかの要素が重ならないと、なかなか続かないです。このアンサンブルを続けてこられたのが、一番の長寿の秘訣かなと思います。

【小島】森本さんは朝のラジオでもTBSラジオでもそうですけど、やっぱり核心を突く、核心を読み解いていくエキスパートだと思っています。おもねってないっていうか。森本さんはそこの核心を突いていない日はない。それがもう35年。「本当のことを言ってるな。核心だよな。ここが!」 っていうことが伝われば 、 やっぱり観てもらえて、番組は続いていくのかなと思っています。

――全国無料放送でのBS-TBSに引っ越して4年。視聴者へのメッセージ。

小島奈津子=『噂の!東京マガジン 初笑い新春号!』8年ぶりの新春スペシャル、1月4日放送(C)BS-TBS

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【森本】番組のエッセンス、そういうものを失わないためには、工夫も必要です。「やっていて面白い」「意味がある」「甲斐のある仕事」をすることが一番難しいが、それが結果的には観る人たちに面白いと思わせるものだと思うから、スタッフも我々出演者も工夫する。そのために喧嘩もするけれど 、そういうことを来年もやっていこうかなと思います。

【小島】これだけのベテランがそろった番組もないので、良い呼吸というか、チームワークを見ていただきたいです。丸く、でも鋭く、核心を突いていく。それが長寿番組の秘訣であるとも思うし、そういうところも観ていただきたいです。

■放送情報
1月4日 後9:00〜9:54。年始レギュラー放送は、1月7日(後 1:00〜1:54
※BS-TBS、BS-TBS 4Kで同時放送(※「TVer」「TBS FREE」にて見逃し配信あり、テレビ放送翌日正午から配信)

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