俳優の岡山天音が主演を務める映画『笑いのカイブツ』(2024年1月5日公開)の注目ポイントを6つ紹介する。
本作は、ラジオ番組や雑誌へのネタ投稿で圧倒的な採用回数を誇り、“伝説のハガキ職人”と呼ばれた実在の人物ツチヤタカユキ氏が半生をつづった同名私小説が原作。『ポイズンドーター・ホーリーマザー』(19年)、『サワコ 〜それは、果てなき復讐』(22年)など、数多くのドラマの演出を手がけてきた滝本憲吾が監督を務めた。
【1】「笑い」にとりつかれた主人公ツチヤ
何をするにも不器用で人間関係も不得意なツチヤタカユキ(岡山)の生きがいは、「レジェンド」になるためにテレビの大喜利番組にネタを投稿すること。狂ったように毎日ネタを考え続けて6年。念願かなってお笑い劇場の作家見習いになる。しかし、純粋に笑いだけを追求するだけでは生きていけない大人の社会に負けてしまう。その後、ラジオ番組への投稿が注目を集め“伝説のハガキ職人”となったツチヤは、尊敬する芸人から声をかけられ、大阪から上京。必死になじもうとするが…。もがきながらも「笑い」に人生を捧げる不器用すぎるツチヤと、その熱量に突き動かされていく人たちの人間ドラマ。
【2】「笑い」を続けるためにアルバイトを転々とする日々
一度きりの人生、好きなことをして生きていけたら理想的だが、好きなことを仕事にして食べていくのは容易ではない。本作の主人公ツチヤも「笑い」を続けるために、好きではない仕事で日銭を稼ぐ日々を送ることになる。しかし、アルバイト中もネタのことで頭がいっぱいで、その表情は常に考え事をしているかのよう。人間関係不得意かつ社会に適合することが困難な性格のせいで、ホスト、カラオケ店員、コンビニ店員、皿洗い、配達員…とバイトを転々とすることになる。毎日狂ったようにネタを考え続け、成果がなかなか出なくてもあきらめなかったツチヤに、その後どんなドラマが待ち構えているのか…。
【3】髪をピンクに染めた菅田将暉が登場
そんなある日、大阪の夜の街でツチヤはピンク(菅田将暉)と出会う。ホストクラブのバイトで失敗し、店から追い出されたツチヤが深夜の街の路上で気力もお金も尽き果てて寝そべっているところで出会った2人は、全く異なる境遇ながらも不思議と意気投合。その後も、ピンクは「笑い」に猛進するツチヤのことを面白がり、気にかけていく──。
人気ドラマから映画化された『ミステリと言う勿れ』では主演を務め、スタジオジブリ・宮崎駿監督(※崎=たつさき)の『君たちはどう生きるか』では声の演技で存在感を示した菅田が、本作では脇役として新たな魅力を発揮する。実は、2011年放送のドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』で高校のクラスメイト役で共演して以来、8回もの共演歴がある岡山と菅田。同世代の俳優として、映画・ドラマ界でさまざまな注目作で着実にキャリアを積み上げ、お互いに絶大な信頼関係を持っている2人の関係は、心の深い部分でつながり合うツチヤとピンクの関係性とだぶらせて見ることもできる。
【4】M-1グランプリ2023王者・令和ロマンが漫才指導
人気お笑いコンビ・ベーコンズの西寺(仲野太賀)、水木(板橋駿谷)の漫才指導を担当したのは「令和ロマン」。先日行われた『M-1グランプリ2023』で優勝し、第19代王者となるのを見越していたかのようだ。令和ロマンからのコメントを下段に掲載。
漫才シーンの台本は、原作者のツチヤタカユキが本作のために書き下ろしたもので、撮影では、実際にエキストラの観客の前で撮影。長回しの漫才シーンは一発撮りで、劇場で観覧しているかのような臨場感のあるものとなっている。過去最多となる8540組がエントリーし、初代王者「中川家」以来のトップバッターでのM-1優勝を果たし、その実力を証明した令和ロマンと、仲野&板橋が織りなす圧巻の漫才シーンは本作の見どころの一つだ。
【5】多数のお笑い芸人たちが出演
ツチヤが熱心にネタを投稿していた「大喜利テレビ番組」のMC役で藤井隆、大喜利にコメントをするゲスト役で木村祐一が出演。お笑いコンビ「まえだまえだ」としても活躍していた俳優の前田旺志郎、お笑いユニット「ザ・プラン9」のリーダー、お〜い!久馬、吉本新喜劇で活躍する瀧見信行、「女と男」の市川とワダちゃん、「ギャロップ」毛利大亮、「シャンプーハット」てつじ、「ハイツ友の会」西野など、お笑いファンも必見のキャスティングが実現した。
【6】入場者特典はオリジナルハガキ
“伝説のハガキ職人”にちなんで、入場者特典オリジナル“ハガキ”が配布される。第1弾は、公開初日1月5日から主演の岡山が来場者へ向けて書いた手書きメッセージ入りハガキを全国の上映劇場にて数量限定で配布。第2弾として、公開2週目の1月19日よりテアトル系列の一部劇場で、原作のコミカライズ版『笑いのカイブツ』著者の漫画家・七野ワビせん(旧:史群アル仙)の映画版“ツチヤタカユキ”を描いたイラストハガキを配布する。特典の配布は1回の上映鑑賞につき1人1点で、なくなり次第終了。
■松井ケムリ(令和ロマン)のコメント
ツチヤタカユキという人間の持つ笑いへの情熱は、お笑い芸人である自分ですら簡単に羨ましいとは言えないくらい狂気的なものでした。私は絶対ツチヤにはなれないし、おそらく自分はツチヤが思う間違った人間なんだと思います。こんな才能がまだこのお笑いの世界には潜んでいるのだと思うとワクワクします。
そんなツチヤが文字通り命を削って書いたベーコンズのネタは、台本を見た時点で実際に動いている2人が想像できるほどベーコンズへの愛にあふれているものだと思いました。
またそのネタを表現するベーコンズのお二人のパワーもすさまじく、初めてお二人の漫才を見せていただいた時から、人間と人間がぶつかり合う、漫才の本質のようなものがすでにありました。
私はコンビでツッコミという役割ですのでその点で言うと、仲野太賀さんには天性のツッコミの才能があるように思います。ただ上手いだけでなく、その人にしかできないテンポやトーンで自分自身をさらけ出すようなツッコミこそが魅力的なツッコミであり芸人としての色気だと僕は思いますが、仲野太賀さんには最初からそれが備わっていると感じたからです。このような素晴らしい作品、素晴らしい漫才に少しでも関わらせていただいたことを非常に光栄に思います。
■高比良くるま(令和ロマン)(※高=はしごだか)
どうも、ベーコンズに漫才を教え芸人・令和ロマンくるまです。俳優さんという芸人の上位職業の方への恐れをグッと堪え、板橋さんと仲野さんに熱血指導を施しました。濃密な授業を行う予定が、板橋さんと仲野さんのほぼ文句のないパフォーマンスを見せられ、脂汗かきながら搾り出した小ボケや、重箱の隅を突くような所作への指摘を繰り出したものの、あふれる才能がそれらを一発で吸収し、私の苦笑いと共に立てた親指で稽古は終了しました。
そんな苦い思い出を振り切って鑑賞させていただきました。圧巻でした。開始1秒から心をえぐられたままエンドロールでした。人を笑わせたい衝動と、群衆に紛れることができない身体のミスマッチ。これほどの不幸はそうそうないでしょう。だって勉強やスポーツだったら流石に報われますよこの努力量は。これぞお笑いの難しさで、儚さで、くだらなさだと再認識させられましたね。芸人を扱う作品は数多くあれど、最もリアルな映画、リアリティがあるんじゃなく、リアルな映画です。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
本作は、ラジオ番組や雑誌へのネタ投稿で圧倒的な採用回数を誇り、“伝説のハガキ職人”と呼ばれた実在の人物ツチヤタカユキ氏が半生をつづった同名私小説が原作。『ポイズンドーター・ホーリーマザー』(19年)、『サワコ 〜それは、果てなき復讐』(22年)など、数多くのドラマの演出を手がけてきた滝本憲吾が監督を務めた。
【1】「笑い」にとりつかれた主人公ツチヤ
【2】「笑い」を続けるためにアルバイトを転々とする日々
一度きりの人生、好きなことをして生きていけたら理想的だが、好きなことを仕事にして食べていくのは容易ではない。本作の主人公ツチヤも「笑い」を続けるために、好きではない仕事で日銭を稼ぐ日々を送ることになる。しかし、アルバイト中もネタのことで頭がいっぱいで、その表情は常に考え事をしているかのよう。人間関係不得意かつ社会に適合することが困難な性格のせいで、ホスト、カラオケ店員、コンビニ店員、皿洗い、配達員…とバイトを転々とすることになる。毎日狂ったようにネタを考え続け、成果がなかなか出なくてもあきらめなかったツチヤに、その後どんなドラマが待ち構えているのか…。
【3】髪をピンクに染めた菅田将暉が登場
そんなある日、大阪の夜の街でツチヤはピンク(菅田将暉)と出会う。ホストクラブのバイトで失敗し、店から追い出されたツチヤが深夜の街の路上で気力もお金も尽き果てて寝そべっているところで出会った2人は、全く異なる境遇ながらも不思議と意気投合。その後も、ピンクは「笑い」に猛進するツチヤのことを面白がり、気にかけていく──。
人気ドラマから映画化された『ミステリと言う勿れ』では主演を務め、スタジオジブリ・宮崎駿監督(※崎=たつさき)の『君たちはどう生きるか』では声の演技で存在感を示した菅田が、本作では脇役として新たな魅力を発揮する。実は、2011年放送のドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』で高校のクラスメイト役で共演して以来、8回もの共演歴がある岡山と菅田。同世代の俳優として、映画・ドラマ界でさまざまな注目作で着実にキャリアを積み上げ、お互いに絶大な信頼関係を持っている2人の関係は、心の深い部分でつながり合うツチヤとピンクの関係性とだぶらせて見ることもできる。
【4】M-1グランプリ2023王者・令和ロマンが漫才指導
人気お笑いコンビ・ベーコンズの西寺(仲野太賀)、水木(板橋駿谷)の漫才指導を担当したのは「令和ロマン」。先日行われた『M-1グランプリ2023』で優勝し、第19代王者となるのを見越していたかのようだ。令和ロマンからのコメントを下段に掲載。
漫才シーンの台本は、原作者のツチヤタカユキが本作のために書き下ろしたもので、撮影では、実際にエキストラの観客の前で撮影。長回しの漫才シーンは一発撮りで、劇場で観覧しているかのような臨場感のあるものとなっている。過去最多となる8540組がエントリーし、初代王者「中川家」以来のトップバッターでのM-1優勝を果たし、その実力を証明した令和ロマンと、仲野&板橋が織りなす圧巻の漫才シーンは本作の見どころの一つだ。
【5】多数のお笑い芸人たちが出演
ツチヤが熱心にネタを投稿していた「大喜利テレビ番組」のMC役で藤井隆、大喜利にコメントをするゲスト役で木村祐一が出演。お笑いコンビ「まえだまえだ」としても活躍していた俳優の前田旺志郎、お笑いユニット「ザ・プラン9」のリーダー、お〜い!久馬、吉本新喜劇で活躍する瀧見信行、「女と男」の市川とワダちゃん、「ギャロップ」毛利大亮、「シャンプーハット」てつじ、「ハイツ友の会」西野など、お笑いファンも必見のキャスティングが実現した。
【6】入場者特典はオリジナルハガキ
“伝説のハガキ職人”にちなんで、入場者特典オリジナル“ハガキ”が配布される。第1弾は、公開初日1月5日から主演の岡山が来場者へ向けて書いた手書きメッセージ入りハガキを全国の上映劇場にて数量限定で配布。第2弾として、公開2週目の1月19日よりテアトル系列の一部劇場で、原作のコミカライズ版『笑いのカイブツ』著者の漫画家・七野ワビせん(旧:史群アル仙)の映画版“ツチヤタカユキ”を描いたイラストハガキを配布する。特典の配布は1回の上映鑑賞につき1人1点で、なくなり次第終了。
■松井ケムリ(令和ロマン)のコメント
ツチヤタカユキという人間の持つ笑いへの情熱は、お笑い芸人である自分ですら簡単に羨ましいとは言えないくらい狂気的なものでした。私は絶対ツチヤにはなれないし、おそらく自分はツチヤが思う間違った人間なんだと思います。こんな才能がまだこのお笑いの世界には潜んでいるのだと思うとワクワクします。
そんなツチヤが文字通り命を削って書いたベーコンズのネタは、台本を見た時点で実際に動いている2人が想像できるほどベーコンズへの愛にあふれているものだと思いました。
またそのネタを表現するベーコンズのお二人のパワーもすさまじく、初めてお二人の漫才を見せていただいた時から、人間と人間がぶつかり合う、漫才の本質のようなものがすでにありました。
私はコンビでツッコミという役割ですのでその点で言うと、仲野太賀さんには天性のツッコミの才能があるように思います。ただ上手いだけでなく、その人にしかできないテンポやトーンで自分自身をさらけ出すようなツッコミこそが魅力的なツッコミであり芸人としての色気だと僕は思いますが、仲野太賀さんには最初からそれが備わっていると感じたからです。このような素晴らしい作品、素晴らしい漫才に少しでも関わらせていただいたことを非常に光栄に思います。
■高比良くるま(令和ロマン)(※高=はしごだか)
どうも、ベーコンズに漫才を教え芸人・令和ロマンくるまです。俳優さんという芸人の上位職業の方への恐れをグッと堪え、板橋さんと仲野さんに熱血指導を施しました。濃密な授業を行う予定が、板橋さんと仲野さんのほぼ文句のないパフォーマンスを見せられ、脂汗かきながら搾り出した小ボケや、重箱の隅を突くような所作への指摘を繰り出したものの、あふれる才能がそれらを一発で吸収し、私の苦笑いと共に立てた親指で稽古は終了しました。
そんな苦い思い出を振り切って鑑賞させていただきました。圧巻でした。開始1秒から心をえぐられたままエンドロールでした。人を笑わせたい衝動と、群衆に紛れることができない身体のミスマッチ。これほどの不幸はそうそうないでしょう。だって勉強やスポーツだったら流石に報われますよこの努力量は。これぞお笑いの難しさで、儚さで、くだらなさだと再認識させられましたね。芸人を扱う作品は数多くあれど、最もリアルな映画、リアリティがあるんじゃなく、リアルな映画です。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
2023/12/29